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#アトランティス幻視
アトランティス幻視 崩壊前夜
朝靄にけぶる街の外れ
常緑樹にかこまれた神殿の奥
限られたものしか行き来しない細道を
足早に進むひとつの影があった
白銀の髪は背中に流れ
薄物の裾をはためかせる白い背は
鬱蒼と木々の重なりあう小道の奥
大木の幹の後ろに隠された扉に手をかけ
力を込めて押しあける
扉を潜った刹那
ぐにゃりと地場が歪み
視界が青く染まりゆらめくなか
海王星、と
薄暗い広間の奥に向かい音を投げると
先にくつくつとくぐ
朝靄にけぶる街の外れ
常緑樹にかこまれた神殿の奥
限られたものしか行き来しない細道を
足早に進むひとつの影があった
白銀の髪は背中に流れ
薄物の裾をはためかせる白い背は
鬱蒼と木々の重なりあう小道の奥
大木の幹の後ろに隠された扉に手をかけ
力を込めて押しあける
扉を潜った刹那
ぐにゃりと地場が歪み
視界が青く染まりゆらめくなか
海王星、と
薄暗い広間の奥に向かい音を投げると
先にくつくつとくぐ