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恐れちゃん②

例えば、病気になるのがこわいんです。


じゃあ、何で、病気になるのが、そんなにこわいの?恐れちゃん。


私が今、病気になって、先に、お空にいってしまったら、

お母さん、お父さん、夫、友達が悲しむから。


愛してくれる人が、悲しいのが、

私が悲しいから。


愛する人が、悲しいのは、

私は悲しいよ。


私は、悲しみが、嫌なんです。

悲しいよ、悲しいよ、悲しいよ。

とっても悲しい。

浸る。

浸って、浸って、浸って、浸る。


悲しさは、力。

悲しさはね、エネルギー。


お父さんも、お母さんも、好きじゃないと思っていた。

恨んでいたんだもの。


でも、お父さんとお母さんが泣くのは、

私が悲しくなるよ、って気づいた。


なんでかな?

あんなに毛嫌いしてたじゃない、父のこと。

もう、いい加減にしてよ、って思っていたじゃない、母のこと。

あれ?

でも、私、

お父さんとお母さんのこと、好きなのかも。。。


嫌だったこと、いっぱいあるよ。

許せなかったこと、いっぱいあるよ。


でも、

その下には、

愛してる。

それがあったみたい。


恐れちゃんは、いつも伝えに来てくれていた。

私は、愛を持っているよ。

私は、愛されているよ。

そして、

私は、愛しているよ。


誰のことも好きじゃない。

誰からも愛されない。

そう信じて、信じ込んでいた。


ちがったんだね、恐れちゃん。

ねえ、恐れちゃん、

これからは、私、

恐れちゃんのことも、愛していくね。









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