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今日も、親子で成長。「休む」と言えたよ!

今日はサッカースクールの日でした。
土日のサッカーチームに加えて、スキルアップのためにスクールにも行きたいと言い、今月から通い始めたばかり。
初回と2回目の前回は私が途中まで送っていけたので、ウキウキの姿を見てました。

初めて一人で、の大事な日でした

でも今日は、私は仕事で送り迎えできず、次男はお友達と一緒に行く予定。
昨夜から持ち物を準備して、オルタナティブスクールから帰ってきたら、アレしてコレして、何時に出る!!と張り切っていたのですが…

オルタナティブスクールから帰ってきたタイミングで、電話をかけてきて、なんだかモニャモニャ言っている。

「寒かった」
「雨がポツポツだけど、降ってきちゃったの」
「サッカー、行けるかな。雨が降ってきたらどうしよう」
「傘をさすのも歩きづらいから、やなんだよね」
「ざーって降ってきちゃったら、すごく寒くなっちゃうと思うんだ」
「ずぶ濡れになっちゃったらどうしよう」
「駅に行くまでと、向こうの駅についてからビルに入るまでに濡れちゃう」
「着替えても、きっと寒いと思うの」

だのなんだの…
声のトーンは弱々しいけど、ホントのホントにダメな時の声では無い。

5分間、付き合う

仕事を抜けて、会社のロビーのすみっこで「うんうん、そうかそうか」と話を聴くこと、五分。

「雨が降ってきて、寒くて、一人で行くのが心細くなっちゃったのかな?」とたずねると、
「そうなの、心細くなっちゃったんだ。だから、今日はお休みしたい…かな、と思うんだ」と。

「そうか、お休みしたいかなと思うんだね。昨日も今朝も、楽しみにしてたのに、残念だね。少し時間あるから、おやつ食べて、あったかくして、元気が出てくるかどうか、やってみたら?」と提案すると、
「うん、そうだね。おやつを食べてみよう」と。

「それでも元気が出なくて、行けなそうだったら、メールしてね。お休みしますって、伝えるから」と、努めてサラッとしたトーンで言うと、「うん、やってみて、ダメそうなら、メールするね。じゃあ、バイバーイ」と。

それから約1時間経った出発予定時刻の1分後、メールで「サッカー休む」との連絡。

「わかったー。お友達のママと、サッカースクールに連絡するね」と返信。
「ありがとう」と次男から返信。


「休む」と言わせなかったのは、私。

4ヶ月前、学校にいけなくなった時は、「休む」が言えなかった。

「どうするの?!行くの?休むの?!休むなら自分で『休む』って決めて!ズルズルしないで!!」と鬼のような顔して怒鳴る私。
どう見たって、「休みたい、もう無理だ」って、全身で言ってるのに、「ちゃんと言え!」と迫っていた私は、何に固執していたんだろう。
次男は1時間経っても「休みたい」と言えずに、ポロポロ涙を流して、「うーん、うーん」と唸って、ベッドのはじで丸まっていた。

本当に、ごめん。ひどいことをしていた。
私は、学校に行かないなら行かないで、自分で選んでそうして欲しかった。
行けない、のではなく、行かない、と決めてほしかった。
行けない弱い子、ではなく、行かない強い子、になってほしかった。

行くのが、普通。
行けるのが、いいこと。
行けないのは、悪いこと。
行かないのは、行けるよりは悪くて行けないよりはいいこと。
と、無意識に思っていた。

そこから私も大きく変わって、
行くのも、行けるのも、行けないのも、行かないのも、どれでも、OK。と思うようになった。
その辺の変化は、別のnoteにも書いてますので省略。


自分で決めるって、チカラがいるね

近頃は、体調が優れなくてオルタナティブスクールをお休みするとき、約束していた遊びを断る時、自分で「今日はやめておく」と言えるようになった。

当たり前だけど、自分の気持ちや体調と相談して、「休む」ことは、選択していい。
そんな当たり前のことを、させなかった4ヶ月前の私、タイムマシンがあったら行ってコンコンと諭したい。いや、諭されても、分からなかったかな…


今日は、きっと初めて一人でお友達の家まで行って、サッカースクールまで電車に乗って行って…という道のりを想像したときに、パワーが湧いてこなかったんだと思う。
寒かったし、雨だったし、帰りにはもっと降るだろうし、ママは居ないし…
そうだよね、それって、心細いことだよね。

そういう時、素直に「無理かも」と言えるようになったことが、私は嬉しい。

やれないこと、できないこと、しないことがあっても、いいんだよって、伝え続けてきたことが、伝わってるかな、と思った。
不登校初動を大失敗して、次男を傷つけてしまった反省から軌道修正してきたことが、少しずつ、いい方向に向いてる気がした。


全部うまくできなくても、いいじゃん

帰宅したら、玄関は掃き掃除がされていて、靴は整然と並び、虫かごも所定の位置に収まっていた。
昨日の夜、「玄関はママが帰ってくるまでに整えておこう」と決めたことをしっかりやってくれていた(兄は部活と宿題で手一杯だったから、次男が一人でやったらしい)。

勉強も終わらせて、ニコニコしながら、兄とゲームをしていた。
「玄関がすごい!!!ありがとう!!!」と言ったら、『んふふ』という顔をして、ちょっと…いや、かなり、かわいかった。

嬉しかったので、写真を撮っておきました。
あ、私のカバンがパッカリ開いててみっともない🤣

さて、来週から一人で行けるようにするには、どうしてみようか。
次男とまた相談です。

ちなみに、「母親が仕事を辞めて家に居ればいいんじゃないの」という意見は、私自身を含め家族には全く無いので、私が働きながら、できる範囲の応援を子どもたちには続けたいと思います。

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