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この2日間の疲れだろうか 久々にやわらかな陽光が降り注いだせいだろうか 今朝はゆらゆらと甘美な夢だった 目覚めたわたしは自分自身に驚き…照れてしまった… 廃墟の部屋のような暗闇の中 不意に稲光がして眩い裸体が浮き上がった 離れた窓からは湿った風が流れ込み レースのカーテンがゆるやかに波打っている … 誰だろう …? わたしはその姿を確かめたいが沈んだ身体は動かない 暗闇の中に重い指先を伸ばすとまた稲光が走り 眩い白い肌はすぐ目の前にあった… 肌は雨に濡れたのだろうか…