【努力を継続する方法】エコシステムに飛び込むのが近道です
今回は下記のような悩みにお応えする内容です。
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●努力が長続きしない・・・。
●努力したいんだけど、ナニをどうしたらいいのか分からない。
●夢を叶えるために、まず何をしたらイイかな。
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私は現在、東京の上場企業で管理職として働いていて部下が50人いますが、こうした悩みは多かれ少なかれ皆んな抱えていると思います。
カンタンに答えがでるものではないですが、解決に近づくためのヒントはあります。
今回は、そのヒントをご紹介します。
まず結論です。
結論:「エコシステムに飛び込もう!」
では、解説していきます。
■エコシステムとは?
エコシステムという用語は、近年、ビジネスシーンでも、耳にするようになりました。
まず、どういう意味か解説します。
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〈エコシステムとは?〉
本来、エコシステムとは自然界における生態系に関する用語。
エコシステムの綴りはecosystemで、動植物の食物連鎖や生態系です。
同じ領域に暮らす生物たちが、お互いに依存し合いながら生きている状態を指します。
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自然界では、ただひとつの種だけで生きていくことはできないわけですね。
さらに大気や気候現象、土壌などの環境要素も重要です。
みんな依存し合いながら生きています。
昔からあるこの用語が、いまビジネスやIT業界で多く使われるようになっています。
自然界のシステムをビジネスや経済の状況に重ね合わせ使われているようです。
企業同士が共存共栄を築くという考え方が、現代を生き抜くために、とても大切な考え方だからですね。
ちなみに、米国ではビジネスエコシステムと呼ばれています。
ビジネスエコシステムは、まさにビジネス上の”生態系”です。
企業や顧客をはじめとする多数の要素が協業や分業の役割で集結し、"共存共栄(Win-Win)の関係"を築いています。
ちなみに、ビジネスエコシステムは、時代とともに意味合いが変わってきたようです。
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〈ビジネスエコシステムの変遷〉
1990 年代 「共に成長する企業群」
2000 年代 「イノベーションを目指す企業群」
2010 年代 「プラットフォー マーの築く経済圏」
総務省『平成 30 年版 情報通信白書』より
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/n2200000.pdf
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「プラットフォー マーの築く経済圏」として、米国企業アップルを例にして説明しますと・・・
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〈アップルを取り巻くエコシステム〉
1. アップルが各種リソースを保有
・各種デバイス:Mac,iPad、iPone、iWatchなど
・各種サービス:TV、Musicなど
2. アップルを信頼した他の企業が集まってくる
3. アップルはプラットフォーマーとなって、さらに周囲を大きく牽引する
4. アップルの収益はもちろん、他の企業も収益を上がる
5. 国境を超えた巨大なエコシステムに成長
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近年、エコシステムは日本国内でも注目されるようになりました。
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〈国内でビジネスエコシステムが注目されている理由〉
・IT技術の発展でサービスの多様化、ビジネスのグローバル化が進み、国内の企業が単独で製品の開発を行い、市場での競争力を維持することが厳しいから
・短期間でイノベーションを生み出すためには、莫大な経営資源や技術力が必要だから。
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さて、このエコシステムは企業間同士で非常に重要な考え方ですが、個人レベルでも当てはまります。
ここからが重要です。
■エコシステムに飛び込み、夢を叶えよう!
私は大学卒業後、日本では就職せずにカナダに渡航しました。
目的は、学生時代に選考していたジャンルの知識の深掘りです。
しかし、しばらくカナダで暮らしていると、編集者という仕事に惹かれるようになりました。
早々に帰国して、半年ほど編集の仕事について勉強していましたが、これは無駄でしたね。
座学で学べるような内容は、出版社に潜り込んで1ヶ月もすればカンタンに身につきました。
このとき学んだことは、”まず環境に飛び込め!”ということです。
そしてエコシステムの一員になってしまったことで、取りあえず動き出すことができました。
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〈エコシステムに飛び込むメリット〉
・自分の未来の姿が見える。現実的な目標が明確になる
・次のアクションが具体的になる。環境が整う
・モチベーションが上がる。励まし合える
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ひとつずつ解説してみます。
■自分の未来の姿が見える。現実的な目標が明確になる
まず先輩や上司は、自分が目指す先にある、未来像です。
プライベートもライフスタイルも参考になりますね。ある種のサンプルです。
自分が思い描く未来が良いのか、悪いのか、進んでいる方向が合っているのか、指針になりますね。
そして努力に値するか、判断ができます。
■次のアクションが具体的になる。環境が整う
身につけるべきノウハウやスキルが具体的に分かります。
すでに成功している方も身近になるので、参考になります。
失敗例もあるので、教訓にもなりますね。
■モチベーションが上がる。励まし合える
私の場合ですと、何ごともヤルまでは不安ですが、ヤリはじめると全体が見え、急に気が楽になりました。
さらに周囲に同じ志の人が集まってくると、ストレスも軽減します。
難題が目の前に立ちはだかった場合でも、解決策が共有できる仲間がいることで乗り越えられます。
■最後にまとめ
今回の結論は、”エコシステムに飛び込もう!” です。
かなり抽象的な内容でしたが、とにかく環境をつくることが一番大切だと思います。
努力し続けるのは辛いですから、努力し続ける環境(システム)に組み込まれることが、続けるコツです。
今回は以上です。ありがとうございました。
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