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法人向けの歩数ランキングを自分で使ってみてカイゼンした話

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の5日目の記事です。

はじめに

こんにちは、ミネラルポン酢です。ナビタイムジャパンでウォーキングアプリ『ALKOO by NAVITIME (以下ALKOO)』とバス専用ナビゲーションアプリ『バスNAVITIME』の開発兼マネージャーを担当しております。
今回は『ALKOO』の法人向けサービス『ALKOO for Business』の健康経営支援パッケージをカイゼンしたお話を取り上げていきます!

『ALKOO for Business』の健康経営支援パッケージとは

社員/住民の健康水準を上げたい。
密を避けたウォーキングイベントを開催したい。
などといった課題を、アプリ1つで解決する、法人向けの健康経営支援サービスです。

リアルタイムな歩数ランキング

『ALKOO』の歩数ランキングは、歩いたタイミングでリアルタイムに更新されます。これにより、メンバーの歩くモチベーション増加にもつながります。

チームランキング

チームを組んでランキングに参加できるので、社内のコミュニケーション活性にもつながります。

申し込みから最短1営業日で開催可能

すぐにでもイベントを開始したい時にも安心。申し込みから最短1営業日でイベント開催が可能です。

他にも充実の機能が盛り沢山です。さらに詳しく見たい方や興味がある方は以下のページからお問い合わせください!

自分たちで使ってカイゼンする

まずはドッグフーディングしてみよう!

『ALKOO for Business』は2020年4月に提供開始しましたが、私が配属された2021年4月までは今日の歩数しか見ることができないランキング画面でした。

初期の画面、今日の歩数しかユーザーは見れなかった

正直寂しさを感じましたので、今の状態で利用してくださっているイベント運営担当者や参加しているユーザーが満足しているのかが不安でした。
なので、まずは自分たちで試してみよう!ということで、イベントを作成し、プロジェクトメンバー全員で参加してみることにしました。
このように自分のサービスを自分で試す手法を「ドッグフーディング」と言います。

ドッグフーディングは、特にソフトウェア開発業界で広く採用されているプラクティスです。これは、ドッグフードを販売している企業が「自社で製造しているドッグフードを食べる」ように、製品を提供する会社が、最初に自分たち自身で、エンドユーザーと同じように製品を使用してテストすることです。

JetBrainsにおけるソフトウェア開発:ドッグフーディング (https://www.jetbrains.com/ja-jp/lp/dogfooding/ )

実際に使ってみた課題

実際にイベントをして多くの課題が多く出てきたのでそれをグルーピングしました。その中でもより重要度が高そうなものにフォーカスしてカイゼンしていくことにしました。
そして、今まではユーザーの目線ばかりで考えていましたが、イベント運営担当者の立場としても課題が見つかりました。

意見出しの再現。運用担当とメンバーの課題がかぶっていることもしばしば。

課題を解決するための機能

まずは「昨日頑張ったのに当日にランキングを見なかったので、何位だったかわからない」と言った意見があったので、「前日歩数ランキング」を作成しました。

そして、イベント運営担当者の「歩数を報告するのが面倒」、ユーザーからの「今、全体で何位かわからない」という意見を解消するために「期間中の平均歩数ランキング」を作成しました。

発見した課題をカイゼンした結果

1年前に使っていた企業様からは、「運用が楽になった!」「使っているメンバーのモチベーションが上がった!」と高評価をいただくことができました
また、『ALKOO for Business』を採用いただいた企業数も2倍以上に増えました。

ドッグフーディングを繰り返す

今回、このフローで私たちが持つ大きな課題は解決できました。
しかし、より良いサービスにしていくためには、ドッグフーディングを一度だけで済ませるのではなく、繰り返しことで新たな課題が見つかっていきます
また、同じメンバーだけで繰り返し使うのではなく、いろんな人に使ってもらうことでも新しい視点で課題が見つかるかと思います。

何度かドッグフーディング→カイゼンの流れを繰り返し、健康経営支援パッケージは以下の画面になっております。まだまだカイゼンを続ける予定ですので、ALKOO for Businessにご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

カイゼンを繰り返した結果、ランキングの種類が増え、自分の歩数もわかりやすくなりました。

おわりに

運営しているサービスでも課題はあるとは思いつつ、具体的な課題がわからないときは、まずはドッグフーディングをしてみると新しい発見があるかもしれません。
特に法人向けのサービスだとエンドユーザーだけではなく、イベント運営担当者の目線も見えてくるので、積極的に試してみる価値はあると思います。

今回はドッグフーディングをして法人パッケージをカイゼンした一例を紹介させていただきました。

『ALKOO』では日々ドッグフーディングを行い、カイゼンを進めております。その結果、利用者数もグングン増加しておりますので、興味のある方はぜひ使ってみてください!
また、主要機能の一つ「散歩ルート」という機能もドッグフーディングの手法を使って開発しております。ドッグフーディングを使った他の事例が気になる方はぜひ以下のスライドもご覧ください!

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