いつも忘れられている、でも一番大切な栄養素
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健康を考えた時、『栄養のバランス』というのは誰もが考えるトピックでしょう。
ただ私たち、栄養についての勉強は学校の家庭科の授業でちょろっと習ったぐらいで正直私なんてどんな栄養の勉強をしたのかすら覚えていません。炭水化物やタンパク質、なんとなく聞いたとこはあるけど結局何をどれぐらい食べればいいのか、どんな食べ物に含まれているのか、といった知識は完全に個人的にいかに興味があって情報をインプットしているか、によってかなり個人差があるところだと思います。
一番大事な栄養素、でもみんな忘れてる栄養素
さて、色々な栄養素がある中で一番大事な=忘れてはならない栄養素ってなんだと思いますか?
それは水です。
OOダイエットやサラダチキン、アミノ酸、、、などを考える前にみなさん、毎日お水というのはどれぐらい摂取しているでしょうか?
ここで言う『お水』とはあの何も混じり気のない、透明な液体を指します。
人間の体がしっかりと機能していくには最低2Lのお水が必要だと言われています。この2Lとは最低の摂取量、つまり運動をされる方や体のサイズが大きな方、例えば70kg以上の方だと理想の摂取量は3Lに増えます。
子供はどう?
お子さんをお持ちの方も一度ご自身のお子さんが毎日どれだけお水を飲んでいるのか考えてみてください。
一般的に現在推奨されている摂取量は
5−8歳で1L
高学年になると1.5L
中学生に上がるともう大人と同じ量の2Lの摂取が好ましいとされています。
水不足、何が起こる?
ではなんでお水がそんなに大事なの?と言う話なんですが少しパーセンテージのお話をします。
まず体全体のうち、60%は水分でできています。
脳みその75%は全て水分です。
筋肉、実は70%は水分、なんです。
ちなみに私たちは毎日トイレへ行ったり汗をかいたりして2-3Lの水分が自然と体の外へ出ています。
ですのでこの分のロスを補っていかないと考えもしないような症状となって現れるケースもあります。
例えばこの前見ていた整骨院の先生のYoutubeで慢性の腰痛に悩まれて来院された患者さんがいらっしゃるんですが、箱を開けてみるとお水の摂取不足によって腎臓が滞ってしまい、結果腰痛となって現れていた、と言うことでした。
水分不足からくる症状というのは実に様々で、
疲労感
頭痛
ふらつき
イライラ
集中力の低下
眠気
むくみ
便秘
などなどありますが結局、頭や筋肉、筋肉というのは心臓や体を支えているサポート役の筋肉などが機能できなくなってしまった結果、こういった症状に陥るということなんですね。
今日の山場
いかに水分をとっていくことが大事なのかということを語ってみて、
じゃぁ今日から2L頑張るぞー!
ということになると思うのですが、ここで気をつけたいポイントが2点、あります。
1、透明な水
冒頭で、『ここで言う『お水』とはあの何も混じり気のない、透明な液体を指します』
と申し上げましたが、カフェインの入ったお茶やコーヒー、アルコールなどは利尿作用があるため、水分を満たすとは逆の働きをしてしまいます。またジュースですが新鮮な野菜や果物とお水を入れただけのものであればいいと思うのですが加工されて販売されているものには必ずといって砂糖が潜んでいますのでこれまた別の問題が生じます。私の患者さんの中でも意外と多数の方が、『味がついていないと飲めない!』という方が多いのですが、その時に2つアドバイスをします。
カフェインの入っていないルイボスティーやタンポポ茶などであればオッケーである
水の中にスライスしたオレンジやレモン、冷凍のベリーなどを入れて味をつける
2、一気飲みは禁物
世の中何事にもリミットというものがありますがそれは体も同じで、一度に腎臓が処理できる水分量というは決まっています。ですのでお水飲まないと!と思って一気飲みをしてしまうとお水が体の中で停滞していまい、お腹に不快感が生じたり、まるで溺れているような感覚に陥ってしまうことがあります。ポイントは『ちょこちょこ飲み』です。病院の点滴を思い浮かべてみてください、一定の速度で少しずつお薬が入っていきますよね、お水もあれが理想です。そうすることで体も処理に追いつくことができ、しっかりと脳や筋肉にまで水分を届けることができるでしょう。
最近しんどいな、フラフラするな、常に眠い、などと感じている方、まずはお水補給から始めませんか?
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