ぜーんぶうまくいかないって本当?
なんだか朝からうまくいかない。朝のしたくがスムーズにいかなくてバタバタで、はるくんにも夫にもイライラ。車に乗れば赤信号続きだし、ちょっとしたことで後ろの車からクラクション鳴らされちゃうし、「早めに来て大丈夫」って言われてたのに待たされちゃうし。
もうもうもう!の気持ちが止まらない。なんで今日はこんなにうまくいかないんだ!
これはなんだか自分がおかしいぞ、と気付いていたから、イライラしながらもはるくんと夫にはぶつけずに済んだのは本当によかった。なんだかそわそわが止まらない私を見て「またおかあさんがおかしなことになってるぞ」と男2人でおもしろがっているのにも気付いていた。まったく本当にそのとおりだ。私、なんだかおかしいんだ。
ひとりになる時間ができて、振り返る。「ちょっとまって、そんなに悪いこと起きた?」って。起きてない。全部全部が、ちょっとしたことだ。
スムーズにはいかなかったかもしれないけれど、準備はすべてできた。赤信号が続いたけれど、間に合った。クラクション鳴らされたのだって、そんな大きいことじゃない。待たされたって言ったって、5分くらい待てばちゃんと始まること。
ちょっとちょっとのつっかかりを「たいへんなことだ!なんでうまくいかないんだ!」と騒いで大きなことにしていたのは私だった。
多分私は「出がけにバタバタした」のが嫌だったのだ。焦ることがとっても苦手なので、出かける前は余裕を持って、ひといきつくくらいの時間をいつもつくってる。ただ、それがなかっただけ。ただ、私にとってそれはおおごとだった。
たくさんの小さなことを連続して「これやって、これやって、これやって」としているうちに、自分の中が加速して、止まれなくなってしまったのだ。止まれなくて、ゆったりとした気持ちに戻れなくて、もうもうもう!となるし、すべての小さなひっかかりに「またいやなことがおきた!」と感じてしまったのだ。
なーんだ、なにも悪いことは起きてなかったな。
イライラすると、何かを責めたい気持ちが湧き出てくる。時間がないのに夫がゆっくりしたくしてる!とか、こんな時に赤信号!とか、こんなことでクラクションなんて鳴らさないでよ!とかね。
でも今になって思うと、運の悪いことや嫌なこと、相手のことを責めているようで、実は全部自分のことを責めているのだなぁ。
うまくできなかった自分、スマートにできなかった自分、イライラしてしまっている自分。「なんで私、こんななの!」「もっとうまくやりなさいよ!」って自分で自分を責めている。
起きたことを「悪いことだ」と感じたのも自分。悪いことが起きる自分を責めるのも自分。なんだこれ、この自作自演みたいなの。あー、もうやめよ。
「よくやってるよ、よしよし」と言ってみる。責めるのやめて、自分を労ってみる。不思議なくらいにスッと、イライラは消えてしまった。
こうやって書いてみると、おもしろいね。私ひとりであわあわして、イライラして、ぐるぐるしてる(笑)「あー、またいつものだ」と笑って見守っていてくれるうちの男二人組には、本当に感謝です。