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50代からの恩送り〜自分サイズでできること

「こんなにあったんだ…」ちょっとだけ使って、引き出しにしまったままになっていたペン、集めてみたら10本以上あった。
 
 知人がアフリカの子供達にペンを送る活動を始めた。勉強をしたくても筆記用具が無い子供達に送るのだという。
 
新しいものを買うのではなく、家で眠っているペン(もちろん、まだちゃんと書けるものに限る)があったら寄付して欲しいとfacebookで呼びかけていたのを見て、「あ、それならあるはず…」と引き出しを探ったのだった。
 
 一生懸命作ってくれた方にはなんだか申し訳なかったのだけど、筆記具好きの私は「いいな」と興味を引かれて買うものの、結局使うのはいつも同じ2、3種類のペンだった。
 
数回しか使われていなかったさまざまなペン達は、きっとキラキラした目で迎えられ、存分に使ってもらえるのだろう。

(著作権フリーの画像を使わせていただきました。ペンを受け取ってもらえるだろう子どもたちの私の勝手なイメージです。現実はもっと厳しくこんな感じではないのかもしれませんね)

自分サイズでできること

知人のように大きなアクションを起こすことは誰にでもできることではないが、そうしたアクションを起こしてくれた人を通して、些細なことでも
自分にできることで役に立てる機会があるのは嬉しい。
 
50代に入ってから、「おかげさまで、ここまで無事に生きてこられた。この恩を何かの形で次の世代に渡せないか?」と考えるようになり、数年前から、災害や親の事情で教育環境に恵まれない子供達を支援する団体に、毎月、わずかながらだが寄付を続けている。

これも、自分では大きなアクションを起こさせなくても、アクションを起こしてくれている人を通して自分サイズでできる恩送りだと思っているのだが、団体からメールで届く活動状況や高校生や中学生の日々の様子、将来への希望の言葉には、こちらの方が力をもらえている。

良いことをしようとか助けようとか、そんな大げさな捉え方ではなく、自分の心に引っかかった時に、自分サイズでできることをやってみる。
私はそんなふうに恩送りをしていきたい。




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