見出し画像

東京エクストリームウォーク完歩しました。

ずっと下書きに眠ってたので公開させました。
少し前の話になりますが…


こないだの週末
2022/11/12〜13
100キロを歩く大会に参加して、
無事フィニッシュできました。

100キロという距離と、24時間以上という時間を体感したくて、勇気を出してポチった大会。

その距離と時間は思っていた以上に過酷で壮絶でした。
わたしの記録は
27時間10分
一睡もしないで108キロを歩き続けた自分が、
いまは誇らしい気持ちでいっぱい。

仲間の力、
準備の力、
お天気の力、
そして、自分の力。
どれが欠けてもうまくいかなかったと思う。

自分が変えられないことに恵まれてること、
自分が変えられることを諦めなかった決意、
その両方のバランスを想定以上に上手に取れて
満たされてます。

いちばん嬉しかったのは、
『フィニッシュしたい』
という自分の望みを叶えようと頑張ったこと。
以下、あの日のフレッシュな感想です。

2022/11/12〜13
7:30小田原をスタート
27時間10分で完歩。
有明でゴールでした。

しんどくて、痛くて、ツラくて。
でも、今まででいちばん望んでました。
あたしひとりでも、ゴールを目指そう。

「あたしはフィニッシュしたいんだ。」

100キロです。
27時間です。
大会が終わったあと、
どんな言葉もその感覚を表すには足りなすぎて、
身体が疲れすぎて、心が躍りすぎて、
なかなか言葉にできませんでした。

一緒に歩いてくれた仲間の存在
応援してくれてる人たちの存在
足を運んでくれた仲間
お天気
家族
大会のスタッフの方々
あたしの身体
感謝したい存在は数え切れないくらいいます。

でもあえて。

強くなってくれたあたしに
いちばんお礼を言おうと思います。

あの時。

「このまま続けるにはどうすればい?」
「どうすれば間に合う?」
「今足りないことは?」
「ひとりでもやりますか?」
「どう伝えよう…」

あたしがあたしにかけたしつもんは、
どれもフィニッシュするための問いでした。

全員満身創痍でした。
全員不安でした。
あたしも正直、やめたかった。
でも、
あたしの中の天使が見せてくれた幻覚は、
リタイヤして後悔している姿。
間に合うかもしれないのに諦めたことを
悔やんでいる自分でした。

「ねぇ朋ちゃん、あたしフィニッシュしたい」
そう告げた時の彼女の
今まで見たこともないような嬉しそうな顔は
きっと一生忘れない。

「あたし、フィニッシュしたい…行くね」
そう告げた時、
リタイヤした仲間の表情も忘れられない。

12分で刻めば絶対間に合う。
信号に捕まっても大丈夫。

最後の15キロ
あたしの左の股関節はずっと攣ってました。
痛くてツラくて
でも、止まったら間に合わない。
「ただ筋肉が疲れて縮こまってるだけだから」
「ちょっとくらい痛くても進めるから」
「明日メンテナンスできるから」
と、
自分になんとか折り合いをつけて
痛み止めも飲んで進みました。

長い上に風も強い
しかも橋の高低差の連続
でも、
うんざりして項垂れてても
前を向いて歩いても、
残りの距離は変わりません。

ふと目を上げたその視界に
レインボーのアフロが映りました。

え?え??え???

もう、なんとも言えない感情が涙になって
止められませんでした。
仲間の目にも涙が。
あの気持ちは言葉では表せない。

グッときてカァッとなってだぁーデス。

能天気だった序盤の海岸
歩いても歩いても伸びない距離
くらい坂道
ゾクっぽい車
売り切れた水
戸塚区のノロイ
明かりの消えた綺麗な横浜
神社のトイレで吐いたこと
時間と距離の計算
多摩川を渡った夜明け前
仲間と別れた公園
そこから歩いたあたしたち。

10時40分
歩き始めてから27時間10分
一睡もせずに歩き続けた100キロ
諦めずに求め続けた自分を
褒めています。

『あたし、強くなったな』

#東京エクストリームウォーク
#100キロウォーク
#クレイジーランナーズ
#今回は歩きだけどね
#足の爪は全部死んだよ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?