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最も重要な問題設定で価値あるアウトプットを生み出す思考術

先日、「読まない読書会」に参加をしました。
この読書会では、
最初から最後まで本を読む代わりに、
あらかじめ設定された「しつもん」
に答えることで、
その本のエッセンスを吸収できてしまう
というお得な読書会です。


この読書会の大きな魅力は、
「事前に本を読まなくても良い」という点です。
本を読むのが苦手な人でも、
忙しさの中で
なかなか読書の時間が取れない人でも、
気軽に「読書」ができてしまうのが特徴です。
そして、そもそも読まないでもできる
読書の仕方なので、
「途中まで読んで挫折」ということがなく、
自己否定にもなりにくいですし、
不思議ともう少し読みたい気持ちに
させられます。


さて、
そんな「しつもん読書会」で
わたしが選んだ本は、

『イシューからはじめよ』知的生産の「シンプルな本質」安宅和人

発売から10年のロングセラー
ビジネスマンならだれもが知っているような
名著と言われています。


この本を進められた時の第一印象は
「読みにくそう」でした。
240ページ以上もあるし、
なんか、知らない言葉も
たくさん出てきそうだし。
そんな先入観を持ちながら
表紙をめくっていくと、
「専門用語的な言葉」は
ちらほらみられるものの、
日本語は読みやすいと感じました。

ひょっとしたら一気に読めるかも!?
と思ったのはちょっと甘かったけど、
あきらかに読む価値がある
オーラを醸し出す本です。
ここ数か月間、
わたしがいつも作業をする席の
目の付く場所に
ずっと出しっぱなしになって、
気になり続けていました。


90分の読書会を通して
わたしが感じたエッセンスは、

問題設定と仮説を
明確に言語化して取り組むことが、

クライアントに約束した価値を届けるための
解決法である。


そのために必要なのは、

  • 価値を明確にすること。

  • 答えが明確に出せる「イシュー」を設定すること。

  • 具体的な仮説を言語化できること。

ここまでが、
読書会の直後に書き出せたことでした。

そして、読書会に参加したおかげで、
自分が今、何に答えを出すべきなのかを
言語化できたような気がしています。
(気のせいかもしれないけど…)

まだ読了していないし、
全部を読み込めないかもしれないけど、
一旦、今の自分に必要なだけの
エッセンスは抽出できたかなと思います。

そして、きっと、次に読んだときには、
全く違った視点の気づきを
得られるような気がする本です。


ところで「イシュー」という言葉ですが、
ビジネス用語という人も多いですが、
研究の分野でもよくつかわれる単語です。
リクルートダイレクトスカウトのサイトに
こんな風に載っていました。

【イシューの意味】ビジネスシーンでの「イシュー(issue)」という言葉は、「問題」「課題」「論点」などの意味に加えて、「重要な問題」「問題の核心」といった意味合いも含みます。そのため、イシューは、解決することができれば改善や成長が見込まれ、取り組む価値のある根本的な問題であるともいえます。なかでも、特に優先度や重要度が高く、より本質的であると見なされるものは、「クリティカルイシュー」と呼ばれることもあります。
イシューについて語る際に、この言葉を有名にした書籍として、安宅和人氏の著書「イシューからはじめよ」(英治出版2010年)が挙げられます。同書では、イシューとは「今本当に答えを出すべき問題」(P34)であり、「『何に答えを出すべきなのか』についてブレることなく活動に取り組むこと」(P3)が重要であると述べています。イシューを特定し、それを考えていくことで、ビジネスシーンにおいてより適切な問題設定が可能となります。その問題を解決していくことで、高い生産性を実現しながら本当に価値のある答えを導き出すことに近づいていけるのです。

https://directscout.recruit.co.jp/contents/article/20608/


本のことも載ってた(笑)
あたし、いつ、全部読むのかな…

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