【玄米王漫遊記】vol.8 玄米こそきちんと選びたい
玄米王米穀店は、お米の専門家である「五ツ星お米マイスター」のいるお店です。
お米が大好きな私たちがお届けする【玄米王漫遊記】ぜひご覧ください。
【玄米王漫遊記】vol.8 玄米こそきちんと選びたい
健康食ブームで「最近玄米が気になるんだけどね」というお話を伺うことも増えています。そんな時、玄米を手軽に食べる方法として、パックごはんや発芽玄米などについて聞かれることが多いのですが、もっと大切なことがあります。
お米の構造
皆さんご存知の通り、お米は稲という植物の種子です。
一番外側をもみ殻が覆い、その下に果皮、種皮、糊粉層、中心に胚乳、上の方に胚芽があります。
それぞれの役割は下記のとおりです。
もみ殻:内側を守る外側の硬い殻
果皮:玄米の外側にある黒褐色の硬い皮
種皮:胚乳と胚芽を包んでいる薄いフィルム状の皮
糊粉層:胚乳表面を覆っている層
胚芽:芽と根のもとになる
普段白米を食べている方の場合、精米して食べている部分は「胚乳」ということになります。玄米は、もみ殻を除いた部分になります。
農薬はどこに多く残留するのか?
愛知県衛生研究所の「米(玄米)に残留する農薬の調理による減少について」の研究結果によると、多くの農薬(大体80%以上)がぬかの部分に残っていたことから、精米による農薬除去率が高いことを示しています。
つまり、農薬を使用して作られたお米の場合、玄米で食べると食品衛生法の基準値以下の非常に低い濃度とはいえ、農薬不使用のものよりも摂取量が多くなる可能性があります。
もし、少しでも残留農薬の少ない食品を望むなら、精米して糠部分を取り除くか、農薬不使用の玄米を選ぶことが必要そうです。
玄米王米穀店の玄米
玄米王米穀店では「旨い玄米」を取り扱っています。
そして、化学合成農薬・化学肥料を一切使わない身体にも地球に優しいお米のみを販売しています。
おわりに
健康のために玄米を食べているという方がいらっしゃる一方で、白米を玄米に変えただけでは健康は手に入らないのが現実です。
玄米食に変えることで食事バランスの見直しをしたり、適度な運動を取り入れるなど意識を変えることにも役立つのではないでしょうか。
そして、どんなバックグラウンドを持つ玄米なのかを知ることも大切です。
参考:
米(玄米)に残留する農薬の調理による減少について/愛知県衛生研究所
https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/3f/kome.html