【環境文学】魚の夕焼け
浜辺の夕日
鳶とろとろまわってる
おじさんは釣りをして
私は夕日を見てる
魚が飛び跳ねる
銀の鱗が
キラキラ
夕日に光った
魚よ
なぜに飛び跳ねる
釣りのおじさんが見てるのに
おじさんは釣りを終えたよう
私に話しかけてきて
そして浜の向こうに歩いてく
私はおじさんの
後ろ姿を見送った
そして振り向き
夕日を見てみたら
真っ赤な空と
真っ赤な海が広がる夕焼け
波の音
風
潮の匂い
魚は自由に飛び跳ねる
魚は生きることを
喜び
飛んでいたんだ
鳶もとろとろまわってる
ひとりになった私は
夕日が海に沈む時間を
深く心に飲み込んだ
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