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日記は未来の自分への贈り物である。

2013年から10年日記をつけている。今年で8年目。

見開きで10年分の同じ日についての記録が書き記せるようになっているので、最新の日記を書くときに過去の同じ日にあったことがすぐ分かる。

滅多にそんなことはしないのだけど、降り続く雨がそんな気持ちにさせたのか、過去の7月上旬の日記を振り返ってみた。

ある日のページには、1周忌、2周忌、3周期と記載されている。その数字は今年で5。

その日に同期が病気で亡くなった。彼とのLINEはいまだに消せない。なぜ皆に愛される素晴らしい人が若くして亡くなるのか、心底やるせなくて、正直いまだに引きずっている。この8年間の中で一番辛かったと思う。

でも、その時の気持ちを日記に書いておいて良かったと改めて思った。その文章を読み返すことで、彼のことをまだまだ鮮明に思い出すことができるから。

彼のことは私の人生の中で特別な意味をもつ出来事だが、他の7月上旬の記録はこんな感じだ。

嫌な会議に出ていたり、King & Princeの出演番組の録画を間違って消してしまったことで激しく落ち込んだり、日付が変わる直前まで恩師とサシ飲みしていたり、雨だからという理由で1日寝続けたりしている。

その時はつまらない日常でも日記に残しておいて良かった。呆れたり、笑えたり、懐かしく思ったり、成長のなさに嫌になったりする。一つの出来事で何度も同じ、時には変化した気持ちを味わえるなんて、贅沢なことだと思う。

まだ見ぬ明日はどんな今日になるだろう。

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