見出し画像

週末にめぐる「鉄印帳」の旅⑧ ー北・九州編ー

出典

「鉄印帳」の旅第8弾は九州の北側をめぐります。
九州の6路線を2泊3日の行程でめぐることが可能ですが、3日になると『1泊2日の週末旅』ではなくなってしまうため北側と南側に分けて紹介いたします。
これまでと比べてゆったりと移動することができる行程となっています。途中下車したり寄り道したりも可能なので楽しみも増えますね!

ご当地グルメは、直方で「直方焼きスパ」、唐津で「呼子のイカ」「佐賀牛」「川魚料理」、たびら平戸口で「海鮮ちゃんぽん」、佐世保で「佐世保バーガー」「レモンステーキ」をお楽しみいただけます。

1日目

🛬羽田空港発 SFJ73 北九州空港行き
🚌北九州空港9:43発 西鉄バス51系統 朽網駅行き
🚊朽網10:14発 日豊本線 中津行き 行橋で下車

START 10:30 平成筑豊鉄道 行橋駅

🚊行橋10:34発 平成筑豊鉄道・田川線 金田行き
ー--
スタートは海沿いの街・行橋から。かつて日本の生活をを支えた日本最大の石炭産地・筑豊炭田のあった地域へ足を踏み入れます。

📓平成筑豊鉄道

出典

筑豊炭田で採掘された石炭を輸送することが主目的だった旧国鉄の炭鉱鉄道を継承した平成筑豊鉄道。旧国鉄伊田線、田川線、糸田線の3路線が1989(平成元)年に第3セクターに転換、現在は地域の生活路線として運行しています。
3路線ともすべての駅に停車する普通列車のみの運行で、田川線の列車はすべて伊田線と直通、糸田線は日中時間帯に伊田線と直通運転されています。
週末には水戸岡鋭治氏デザインのレストラン列車「ことこと列車」が運行、風景を眺めながら有名シェフ監修の本格フレンチコース料理を堪能することができます。

金田駅は平成筑豊鉄道本社と車両基地を有する沿線の中心駅で、伊田線と糸田線の分岐駅です。
炭鉱閉山後の街は産業資源がなく衰退の一途でしたが、近年では使わなくなった炭鉱跡地や人口減少で増えた空き地などを使ったアクションシーン撮影のロケ地として話題沸騰中! 平成筑豊鉄道の協力のもと、金田駅構内で銃撃戦や列車を爆破するシーンなどのロケが行われたそうです。
現在、一般の方が本格的な特殊撮影体験ができる街として地域活性化をはかっています。

📓金田駅 ⏱5:30‐22:30
平成筑豊鉄道HP

金田駅滞在時間:約30分

🚊金田12:35発 平成筑豊鉄道・伊田線 直方行き
ー--
金田駅から約20分、直方ではご当地B級グルメのランチをお楽しみいただけます。

🍴直方焼きスパ

🚊直方13:50発 筑豊本線(福北ゆたか線) 博多行き 桂川で下車
🚊桂川14:30発 筑豊本線(原田線) 原田行き
🚊原田15:13発 鹿児島本線 羽犬塚行き 基山で下車
🚊基山15:19発 甘木鉄道 甘木行き
ー--
おなかを満たしたところで移動再開です。筑豊本線、鹿児島本線と乗り継ぎ甘木駅へ向かいます。

📓甘木鉄道

出典

1986(昭和61)年、基山駅から甘木駅を結ぶ旧国鉄甘木線が第3セクターに転換された甘木鉄道。西鉄甘木線や甘木線と並行するバス路線が既設されていたため福岡県が鉄道の存続に難色を示しましたが、地元沿線市町と沿線住民が鉄道路線としての存続を切望、結果的に地元沿線市町と地元企業が出資する甘木鉄道が継承することとなりました。
積極的な増便対策や西鉄との接続改善を行い、地域の足として欠かせない路線となっています。
運行するすべての列車が基山駅と甘木駅の間を結びすべての駅に停車します。

甘木駅は福岡県のほぼ中央部に位置する朝倉市に位置し、西鉄甘木線の甘木駅に隣接しています。駅に隣接する観光案内所にはお土産の販売にレンタサイクルがあります。筑前の小京都・秋月駅からバスで約20分のところにあり、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている武家屋敷や古い町並みが残されています。

📓甘木駅 ⏱8:30-17:30(日祝休)
甘木鉄道HP

甘木駅滞在時間:約30分

🚊甘木16:31発 甘木鉄道 基山行き
🚊基山17:08発 鹿児島本線 快速鳥栖行き
🚊鳥栖17:19発 長崎本線 特急リレーかもめ45号武雄温泉行き 佐賀で下車
🚊佐賀17:38発 唐津線 西唐津行き 唐津で下車
ー--
この日の鉄印集めは終了、翌日に備え西に向かいます。
唐津では呼子のイカや佐賀牛のグルメを堪能することができます。

🍴呼子のイカ 佐賀牛 川魚料理

🛏唐津駅周辺

2日目

🚊唐津8:38発 筑肥線 伊万里行き
🚊伊万里10:07発 松浦鉄道 佐世保行き たびら平戸口で下車
ー--
朝はゆっくり出発です。筑肥線で伊万里駅に向かい松浦鉄道に乗車、車窓からときおり現れる海岸線を楽しみましょう。

📓松浦鉄道

出典

佐世保駅から伊万里駅を経て有田駅を結ぶ、1988(昭和63)年に旧国鉄松浦線から第3セクターに転換された松浦鉄道。鉄道事業法による鉄道としてはは日本最西端を走る鉄道路線です。
佐世保駅から北松浦半島の海岸線を進み伊万里駅までの区間と伊万里駅から有田駅までの区間の2系統での運行で、直通はありません。ほとんどの列車が各駅に停車する普通列車で、佐世保駅から佐々駅間の一部列車で快速が運行しています。

たびら平戸口駅は日本最西端の駅として有名です。名前のとおり平戸島の入口にあり、平戸大橋までは徒歩約20分のアクセスです。
駅舎には鉄道博物館が併設、国鉄時代からの貴重なグッズが展示されています。駅舎を出て左手には「日本最西端の駅」の石碑も。
駅舎内には国鉄時代の売店・KIOSKをリノベーションした屋台のような店舗が! こちらで駅そば…ではなく駅ちゃんぽんを堪能することができます。

📓たびら平戸口駅 ⏱9:00‐18:00
📓佐世保駅 ⏱9:00‐18:00
松浦鉄道HP

🚊たびら平戸口駅滞在時間:約1時間20分

🍴海鮮ちゃんぽん

🚊たびら平戸口12:47発 松浦鉄道 佐世保行き
ー--
ここから先は海岸線とお別れ。かつて北松炭田として栄えた内陸部を進みます。

GORL 14:15 松浦鉄道 佐世保駅

🚖佐世保駅みなと口14:45発 乗合ジャンボタクシー 長崎空港行き
🛫長崎空港発 SNA36 羽田空港行き

主要都市からのアクセス

AkiNaが首都圏在住のため、本文中は首都圏発着で紹介してます。
こちらでは主要都市からのアクセスを簡単に紹介します。

大阪から
<往路>🚅新大阪7:35発 山陽新幹線 ひかり531号博多行き 小倉で下車
    🚊小倉10:10発 日豊本線 特急ソニック11号大分行き 行橋で下車
<復路>🚊佐世保14:49発 佐世保線 特急みどり38号博多行き 新鳥栖で下車
    🚅新鳥栖16:18発 九州新幹線 つばめ322号博多行き
    🚅博多発16:39発 山陽新幹線 のぞみ50号東京行き 新大阪で下車

名古屋から
<往路>🚅名古屋6:36発 東海道新幹線 ひかり531号博多行き 小倉で下車
    🚊小倉10:10発 日豊本線 特急ソニック11号大分行き 行橋で下車
<復路>🚊佐世保14:49発 佐世保線 特急みどり38号博多行き 新鳥栖で下車
    🚅新鳥栖16:18発 九州新幹線 つばめ322号博多行き
    🚅博多発16:39発 山陽新幹線 のぞみ50号東京行き 名古屋で下車

福岡から
<往路>🚊博多9:21発 鹿児島本線 特急ソニック11号大分行き 行橋で下車
<復路>🚊佐世保14:49発 佐世保線 特急みどり38号博多行き 新鳥栖で下車
    🚅新鳥栖16:18発 九州新幹線 つばめ322号博多行き

札幌から
福岡での前泊がおすすめです。
<往路>前日:🛬新千歳空港から福岡空港まで
    🚊博多9:21発 鹿児島本線 特急ソニック11号大分行き 行橋で下車
<復路>🚖佐世保駅みなと口14:45発 乗合ジャンボタクシー 長崎空港行き
    🛫長崎空港発 SNA36 羽田空港行き
    🛫羽田空港発 ADO35 新千歳空港行き

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集