妊娠…命の日記 第二十四日〜三十日目
二十四日目
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二十五日目
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二十六日目
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二十七日目
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二十八日目
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二十九日目
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三十日目
まだ…生きている。お腹のベイビーは超スピードで成長してるの。ああ!だけどその分、私の命が消えてしまう!ああ!愛しいベイビー!最近ダーリンの夢ばかりみる。彼の困ったような皺だらけの顔…黒い宝石のようなつぶらな瞳…ライオンのたてがみのような全身の毛…いつも私を抱き締めてくれた逞しい体…ああ!彼はまるで夢に住んでるみたい。
私が眠りの世界におちていくと、ダーリンがいつも待ってる。毛だらけで全身真っ黒な体でいつもそこにいるの。私達は一緒にじゃれ合う。言葉なんて二人にはいらないわ。眼をみればお互いの事は何でもわかるもの。
やがて私は目覚めなくちゃいけない時が来ると、私はダーリンと別れるのが辛くて彼に抱きついて泣いちゃうの。行きたくない!このままずっとあなたといたい!するとダーリンは私の涙を舌で舐めるとつぶらな瞳でまっすぐ私を見つめるの。そして『お前には地上で俺の赤ちゃんを産む大事な仕事があるだろ、それが終わるまではおあずけだ!』とダーリンははつぶらな瞳で私に言ったの。
ああ!意地悪!ダーリンの意地悪!でもあなたのベイビーだもん。私産む!あなたのベイビー産むわ!