授業
「ハア……ハア、よかったよ」
「今日は結構激しかったね」
「ちょっとはしゃぎ過ぎちゃったかな……。ちょっとビールでも飲まないか?」
「ビール?その前に反省会でしょ?」
「えっ、反省会ってなに?今夜はクリスマスイブだぜ!」
「だからこそ反省会するのよ!あなたは特別な日だからっていい加減にエッチしていいと思ってるの?」
「いや、そんな事思ってないよ!だって俺はオマエを愛しているじゃないか!」
「あなた、まずそれがダメなの!自分が愛してるって、それは自分が思ってるだけじゃない!私それをずっとそれとなく指摘してたけど今日はハッキリ言わせてもらうわ!あなたはいつも独りよがりなのよ!前儀でも最中でも後戯でも!あなたは女なんか触れば勝手にイッてしまうもんだと勘違いしてない?女だって好きな男のためにイッて上げたくて集中してイケるようにしているのよ!それを勘違いしてやたらかき回したりして!私今まで我慢してたけど明日からそういうのはヤメてね!あとその爪よ!あなたちゃんと爪切ってる?切ったあとでヤスリで磨いてくれてる?さっきもそうだったけど、挿れられてるときずっと痛かったのよ!でも私それでも我慢してイクように、イッてあげられるようにずっと頑張ってたんだよ!だけど今日はクリスマスイブだったじゃない!そのクリスマスイブでさえあなたは私の気持ちを察すロコとなんかしないでいつもどおりの自分勝手なエッチをしていたのよ!あなたは女の子に毎日自分のものを歯を立てて舐められ続けたらどう思うの?とにかく女の子は自分の思い通りにならないんだからいつもちゃんと私に聞いてほしのよ!どこを触られたら喜ぶか。どこを触られたくないか。そして挿れるときね!アンタはここでも私の気持ちなんか少しも考えないで、しかも挿れるときに「挿れてもいい?」とか言って私の顔なんか見ないで自分のものだけ見て私の中に挿れてた。あなたいくら経験が足りないからってね、相手のことを思いやる気持ちを忘れたら愛のあるエッチなんて出来ないわよ!それで行為の最中もあなたは自分がイクことばかり気に取られて私の事をずっとおざなりにしていた。話しかけてもくれなかったし、胸を優しく触ってくれなかったし、他の部分も触ってくれなかった。そしてキスまで私が「キスして」って言うまでしなかったじゃない!私は腰を動かしたりいろいろあなたのためにしてたよね?でもあなたはずっと目を閉じて自分がイクことしか考えてなかったでしょ!さっきも言ったけどあなたは女の子は突っ込めばイクもんだと思ってるの?でも私頑張ってイッたのよ!それはあなたを愛しているからよ!」
「……ゴ、ゴメン。おれお前がそんな事思っていたなんて分からなかった」
「いいのよ別に。いずれ言おうと思ってたことだし。こっちこそ言い過ぎてゴメンね。あなたも私に対して何か言いたいことある?こういうのはお互い正直にディスカッションしないとダメなのよ。これから続く二人の将来のためにもね」
「い、いや、いまのところ別にないよ」
「あったらちゃんと正直に言うのよ!こういうのは隠し事が一番イケないんだから!それであなた、というか男の人はみんなそうだけど、結構繊細だからちょっとしたことですぐ萎れちゃうのよね。あなた私に叱られて落ち込んでない?私、そういう場合を考えてあなたに使えそうな精力剤をいろいろ調べたの。あなたが飲んでも大丈夫そうなものをね。もう買ってきてあるから、これを飲んで、さっきのわたしの注意を守って、二回目をはじめましょ!」
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