大好きな本を語る オマージュ
「好きな本は何?」
この質問に、「美術館で買った本でもいい?」と変化球で答えても良いでしょうか?
1,その本は謎
本というものは、奥深いものです。
今回私が皆様に語りたいのは、とある美術館で買った本です。それは、ある本の「オマージュ」作品の絵本だそうです。
「オマージュ作品」。
また新たな大好きが出来ました。
ですので、、、
またも、語ります!!
2,大好きな本 オマージュ
それでは発表します。
私が好きな謎の絵本は、、、
『EDNE』 junaida
これは、ミヒャエル・エンデさんが書いた『鏡の中の鏡』という本の「オマージュ作品」の絵本です。
実はこの本。
大好きなのですが、未だに読み終わっていないのです。いや、読み解けていないと言った方が正しいでしょうか。
とある美術館の「絵本」がテーマの特別展で見つけました。特別展で目を引かれ、気になっていたところ、実際に絵本が美術館に売られていたのです。
表紙を見た瞬間、「この本、なにかあるぞ!」と私の素敵センサーが発動しました。即、購入しました。
そんな謎に包まれた本。
今回も語っていきます!!
※もちろんネタバレはしません。ただ、私が読んで考えたこと、感じたことを熱意をもって語っていきます!よければ続きも読んでいってください!
3,奥深い世界観
『EDNE』は絵本です。
ただ読むだけなら、10分もかかりません。
ですが……
「この本にはまだ謎がありそうだ。」
「この部分の解釈は合っているのか?」
「ここの謎がまだ解けていない。」
そう思わせる迫力と魅力があるのです。
私はこの本を購入してから6時間。ずっとこの本を眺めていました。さらに、翌日もこの本に夢中でした。なんなら、この記事を書いている今も、何度もこの本をめくってしまって、記事が一向に書き終わりませんでした。それほど、謎が秘められているような気がする本なのです。
何度も読んだので、本当はもう謎などないのかもしれません。
たくさんの解釈をしました。
空想を膨らませて読みました。
だから、この本に謎は残っていないのかもしれません。
しかし、そう信じきれないのです。
ページをめくる度に世界が広がっていくような……
早くページを捲りたいような、そうしてはいけないような……
まだ秘密が眠っている気がするのです。
4,いつもと違う場所で出会った本
今回、この本とは美術館で出会いました。初めていった美術館でした。美術館に行かなければ、きっとこの本と出会うことはなかったと思います。
いつもと違うことをしたから、
いつもと違う出会いがありました。
いつもと違うことをしたから、
自分が知らなかった世界と謎に会いました。
大人になっても、まだまだ世界は謎に満ちていて、世界の広さを感じます。
そういえば、ご存じですか?
「オマージュ」とは、フランス語で「尊敬」や「敬意」を表す言葉なんです。よって、「オマージュ作品」とは、原作となる作品に敬意を表し、影響を受けて作られた作品のことなのです。
この素敵な作品は、ミヒャエル・エンデさんの『鏡の中の鏡』を「オマージュ」して作られた作品。いわば、尊敬が生んだ作品なのです。
あなたにもありますか?
知れば知るほど謎に満ちていく、本が。
自分の世界を広げてくれた、本が。
尊敬すべき、本が。