勿忘草、語ります。/過去作、やるじゃん

ずっと過去と戦ってたんだけど、最近和解したから語る。

もっと素敵に書きたいなぁ。
もっと上手に書きたいなぁ。

昨日の勿忘草わすれなぐさより今日の勿忘草わすれなぐさが素敵でありたいなぁ。

もっともっと、、、

ふふ。
なんでだろ？

私はいつも、過去の私と競走する。
他の誰でもない私が、私に負けたくない。

「昔書いた作品の方が良かったかも。」

そう思うとなんだか悔しいから、最近はたくさんの作品をボツとして真っ白に戻してしまった。

過去よりも今が。
今よりも未来が。
ずっと、自分を更新して生きたい。

でも、「もっと、もっと」を意識すると、今の自分がぼやけてくる。どれがいいのか、素敵の軸がぼやけていく。

ええい！！
思い切って、過去に頼ってみよう！！

そこで少し前に、過去の作品を紹介しつつ読み直してみた。

読んで思った。
悪くないじゃん。
過去作だって素敵じゃん！！
どの作品も、と私にとって最高傑作じゃん！！

無意識にライバル視していた過去の私は、常に私を支えてくれたパートナーでもあったのだ。
無意識に敵対視していた過去の私は、常に私の背中を支え続けてくれていたのだ。


ふふ。
敵対することないじゃん。

過去と対決するのではなく、
未来ばかり重視するのではなく、
過去も今も未来も全方向素敵で満たすのなら、
それもそれで素敵じゃん。

まだまだ、未熟なのだ。
今の私も、作品も。

まだまだ、物書き見習いさんなのだ。
今の私は、作品は。

今だ迷い、壁にぶつかり、足掻く。
時に過去に頼り、覚束無い足取りで進む。
迷い、ぶつかり、足掻き、頼り、それでも先へ行く。

そんな葛藤も素敵だよね！

もう戦わなくていいのかもしれない。
過去は、私の一部なのだから。