【エッセイ】恥、演技、破壊的
恥ずかしいはつねに新しい。ただ新しいというよりも新しい。破壊的な新しさ。心の底から恥を覚えた経験を総ざらいしてみれば、どれひとつとして同じものはないだろう。
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同じような経験ばかりして恥ずかしい思いをしているというとき、それは本当に恥ずかしさだろうか。恥ずかしさを演じていないだろうか
くり返す感情は、どこまでも演技に取り憑かれているし演技に取り憑いている
たとえば涙を流しているとき、それを俯瞰する自分がいることを感じない瞬間のほうが少ないくらいではないか
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演技は