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パートを始めたら、やりたいことが見えてきた

小さなレストランで働いている。
古い民家を改装した店。

会社を辞め、パートを転々としていたとき
求人サイトで見つけて応募した。

平日のランチのみの勤務
賄い付き。
飲食はほぼ未経験だけど、
それでもいいと言ってくれて
飛び込んでみた。

これまでのアパレルとは異業種だけど、
大好きな接客。

気づいたら働き始めて半年を超えていた。

保育園に預けられるギリギリの勤務時間。
保育料と給料の兼ね合いを考えたら、
もっと働いた方がいいのはわかっている。
体力的には、もう少し働けそうだなと思うこともある。

「今はそのペースでいいんじゃない?」

新入社員として社会にでてから、
ずっと突っ走ってきて、
結婚、出産、療養、転職。

色んなことを近くで見てきた
夫と友人がかけてくれた言葉。

甘えてるのかなと思うこともある。
でも、今はこれでいいんじゃないかなって気もしている。

美味しい賄いに胃袋を掴まれた説もあるが、
一緒に働く人たちに恵まれて
仕事行くのがイヤだなって思うことが無い。

maicoffeeさんは、いい職場を見つけたと思うよー
シェフの人柄がいいから働きやすいし、
贅沢なお昼ごはんも食べられるしね!

まだ研修期間だったころ、
先輩が呪文のように何度もかけてくれた
言葉。


その言葉のおかげで人見知りはすぐに解除され、のびのびと働けるようになった。

出勤したら店内とトイレを掃除し、
テーブルの準備をしてオープンを迎える。

皆さんが大切な人とランチをする時間。
このお店を選んでくれたことに感謝しながら
私は笑顔でお料理を運ぶ。

美味しかった!の一言をいただくと、
作ったのは私じゃないけど
とてつもなく嬉しいのだ。

数年後、お店は建替えのために
閉店することが決まっているそうだ。


40代半ばでまた仕事探さなきゃだなと
私がつぶやくと、

その時は下の子も落ち着いているだろうし、また長く働いてもいいんじゃない?
と、夫。

基本的には応援するよのスタンスで、
やりたいことをやったらいいよと
いつも支えてくれる夫。

私はその言葉をありがたく受け取りながら、甘えてしまわないように。


閉店までの期間は
恵まれた環境で働きながら、

これからのために
自分の興味のあることを勉強できる
贅沢な時間だなって思って過ごしている。

ずっとやりたいことや好きなことが
わからなかったのが悩みだった私。

一緒に働くホールの仲間やシェフは
それぞれが好きなことに一生懸命。

年齢や立場は皆それぞれ違うけれど、
真っすぐに取り組む話を聞くたびに
刺激をもらい、私も勉強してみたいことが
少しずつ見えてきた。  

また興味は心変わりするかもしれないけど、
それでもいい。

やりたいことが見えてきて、
こうしてnoteに発信できている。

少しずつだけど成長してるぞ、自分。






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