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【防災について】③家族会議
皆様こんにちは!
今日も防災関連の情報を書いて行きます。
昨日は「街を知ろう」について書きましたが、今日は次のステップです。
皆さんは3.11の際の「帰宅困難者」は覚えていらっしゃいますか?※関東圏の方だけですかね?
これも防災士講習で講義頂いた内容なのですが、知っておくとすごく役に立ちますので、最後までご覧ください。
目次
▶︎南海トラフや首都直下型地震の時の帰宅困難者と3.11の際の帰宅困難者の違い
▶︎帰宅困難者に必要な備え
▶︎災害伝言ダイヤルなどの情報共有
▶︎帰宅困難者の違い
3.11の際の帰宅困難者とこれから予測されている南海トラフや首都直下型地震での帰宅困難者の違いはズバリ↓
「町の被害状況」
です。3.11の際の東京の震度は5でした。
恐らく予期されている南海トラフや首都直下型地震の地震は震度6〜7と、とてつもない被害状況が予測されます。
「家族に連絡が取れない」などの理由で帰宅困難者は家に帰ろうと必死になります。
そこで、余震によるビルの倒壊や高速道路などの倒壊…恐ろしい環境で歩く必要があります。
それだけではありません。3.11の際の東京の帰宅困難者は515万人。
その人たちが一斉に限られた道を辿り帰路に向かいます。
そう、皆様は「韓国で起きた群衆雪崩」を覚えていますか?まさにこれが起きる可能性が高いそうです。
実際関東大震災の際もとある橋の上で1000人が亡くなる群衆事故があったそうです。
▶︎帰宅困難者で事故に合わない為の備え
やはりこの事故も平時の対策により防ぐ事が出来ます。
ズバリ「帰らない事」です。
ただ「帰らない」と言っても、連絡の取れない家族を心配し、帰路に向かう心理は誰しもがある事。
これを逆手に取ると、家族の安全が確認出来れば危険を顧みず、帰宅を選択しなくても良いと言う事。
▶︎災害伝言ダイヤルなどの情報共有
前述の通り、家族の安否、不安ですよね。携帯が繋がれば良いのですが、巨大地震の際は必ず通信輻輳が考えられます。
そんな時に災害伝言ダイヤルは災害時に繋がりにくい通信網とは別手段で繋がる情報共有ツール。
番号は171!
音声で自身の安全を録音し、心配した家族が171へ電話をし、確認を取ります。
次に「トライアングル安否確認」。
これは被災地ではない親戚や友人に自身の安全を伝えておく手法。
心配した家族はこの知人へのメッセージ共有で安全を確認します。
ここで大きな問題点!
この対策方法について、自分しか知らないと意味がない!
まさにこの状態のご家庭多いのではないでしょうか⁈
実際、先日、我が家で防災会議を行いました。
すると、171の番号が言えなかったり、家族の電話番号が携帯には保存されているが、携帯がないと言えない状況…
こりゃヤバい。。。
一回皆様のご家庭でも防災会議を実施してみてください!
ご覧いただきありがとうございました!
それでは午後もご安全に!