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【読書スケッチノート】三月は深き紅の淵を 恩田陸
こんにちは、なつです。Twitterでおススメしていただいた、恩田陸さんの『理瀬シリーズ』1冊目を読んでみました!
鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。
すごく良く作られた構成で、物語の中心にある幻の本の4部作の話が、本作の4部作と似たような作りや内容になっており、途中まではなんだこの面白い本は!と読み進めました。
が、この締めの第4章がなんというか問題作!なんだけど、これもまた『三月は深き紅の淵を』になぞられていて、なんだこれどこまで計算なんだ…とただただ唖然とするばかりです。
これが理瀬シリーズの1作目で、2作目はこの第4章に出てきた登場人物たちの話らしく、、こんな導入面白すぎて気になってしょうがないですね!
ということで、早速2作目に取り掛かろうと思います。これは今後の展開に興味津々!です。
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