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【読書スケッチノート】夏の災厄 篠田節子
どこにでもあるような町にミクロの災いは舞い降りた。熱にうなされ痙攣を起こしながら倒れていく人々。後手にまわる行政の対応。現代生活のもろさを20年も前に予言していた、警鐘を鳴らす書!
職場の先輩方との読書会のお題本で読んだ本。20年も前の小説なのに、このコロナ禍のような状況が描かれていて、とても怖かった。
原因不明の感染症で大パニック、、怖すぎる。そんな中で医療関係者が奮闘するお仕事小説。病院ものは結構あるけれど、保健所について描かれている小説って珍しいかも。とっても興味深かった。
私はこれを読んでから蚊に刺されるのが怖くたまらなくなりました。
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