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夏と京都と学生と。

「京都は学生の街」というのは、よく聞くフレーズである。

私自身も学生時代を京都で過ごした身だが、まあその通りで学生がとにかく多い。

(気になって調べたら京都市には40弱の大学があるらしいです。多いのか世間一般くらいなのか…)

「え、京都中の学生来てる?」って思うくらい学生が多いのが、言わずと知れた等間隔の鴨川沿いである。

特に、夏の夜の。

若者がたむろして、酒を飲みながらはしゃいでるという光景は、普通ならあまりお目にかかりたくないようなものに思ってしまうのだが、鴨川沿いなら話は別である。

どっしりとかかる三条大橋、四条大橋と、川沿いの店の灯りを受けてきらきら光る水面。それを背景にたむろする若者たち。

そこだけエフェクトがかかったみたいに”エモく”見えてしまって、自分もその光景の一部になりたくなってしまうのは、京都という街の魔法なのかなと思う。

そんな不思議な街で学生時代を過ごせてよかったなあと思うし、できる事ならもう一度学生として鴨川の景色の一部になりたいと願うばかりなのです。




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