なつの林檎

京都在住の20代。元文学部生です。

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最近の記事

27歳1人旅日記〜九州編①〜

旅のはじまりは船から。 午後6時。JR住吉駅に到着。 この駅からシャトルバスがあるとのことで初めて来た地。 そんなに人がいないだろうと何故かたかを括っていたら、発車10分前にはすでに長蛇の列ができていた。 こんなにフェリーに乗る人がいるのかと驚きつつも、乗船仲間がこれだけいるなら心強い(ような気分になれる)。 普段私が使っていないだけでフェリーを利用する人は沢山いるんだなぁと思った。つくづく自分の世界の狭さに参ったなこれはなんてしょんぼりしながら、しかしこれが未知の世界への

    • 27歳1人旅日記〜九州編⓪〜

      恒例にもなってきた1人旅。 今回は九州に行くことに決めた。 以前、電車で四国一周をしたことがあるのだが、今回はそれを九州でやってみようと思ったのである。 いろいろ探してみると九州旅名人切符なるものがあったので、それを利用することにした。 九州の在来線乗り放題が3回分。 せっかくならフルで使いたかったので、2泊3日が決定した。 と、いっても九州は広い。 四国はなんとか一周できたが、3日間全てフルに使わないと全然回れないのでは?と不安になる。 1日目の朝イチには九州に着く

      • 26歳1人旅日記〜長崎編ラスト〜

        長崎3日目。 1人旅もついに最終日。 15時くらいの便で帰る予定だったので、自由に出来るのは実質午前中のみ。 と、いうわけで2日目と同様、早起きして朝から活動しようと思った。 が、 体が鉛か??と思うほど重たすぎて動けなかった。 学生の頃の部活や行事の後の疲労感の何倍もの疲れが来ていた、しんどい、、、。 自分の歩んだ年月の長さと日頃の運動不足に思いを馳せつつ、一方で朝から元気に活動しようとする変わらない自分の気持ちに嬉しく(?)なったりした。 というわけで、ベッ

        • 26歳1人旅日記〜長崎編③〜

          2日目の続き。 坂登りを継続。 思ったより時間が空いたので(多分歩くスピードが早い)、気になるところは手当たり次第とりあえず登ってみることにする。 そうこう寄り坂しながら、次の目的地であった崇福寺へ到着。 入り口からかっこよくて、テンションが上がりまくりだった。 心なしか、千と千尋の神隠しの、千尋たちがくぐった異世界に誘う建物と見た目が似ている気がする。 (テンションが上がった原因。ジブリがすき) 中の建物の写真を撮り忘れたのが心残り。 他の観光地と比べて全然人がいな

          26歳1人旅日記〜長崎編②〜

          長崎旅行2日目、 5:30に起床。 基本的に、私は朝方の人間ではない。普通の平日なんかはギリギリまで寝たいタイプだし、布団の中でぐずぐずするのが大好きだ。 だが、旅行の時は早く起きて活動したい。人が少ない時間帯にうろうろするのが好きで、それは人混みを避けられるという理由もあるが、人がいない方が非日常感が強くなる(気がしてる)から。 誰かと一緒の旅行ならば相手の起きる時間に合わせるが、1人であれば自分だけ早起きしても誰か起こす心配もない。早起きし放題である。 2日目は、ひ

          26歳1人旅日記〜長崎編②〜

          26歳1人旅日記〜長崎編①〜

          長崎に1人で旅行に行ってきたので、忘れないうちにちまちま書いていこうと思う。 一月某日。 何気なく飛行機の予約サイトを見ていて、何気なく前から行きたいな〜と思っていた長崎行きの飛行機を見た。 なんと片道5000円。 「これは行けって言うことなのでは?」と都合のいいように解釈して、すぐに飛行機を予約して、有休も申請して、 そしてついに長崎旅行の日が来た。 余談だが私はある程度計画立てて旅行するタイプで、この旅もきっちり3日分予定を立てていった。 毎度予定通りには行かないのだ

          26歳1人旅日記〜長崎編①〜

          若き(?)26歳の悩み

          26歳はもう若くないと言われるかもしれないが、 毎日何かに悩んでいる26歳女子である。 “女子”という言葉も使っていいか少し悩んだ。 ほら、また悩んでいるのである。 大人と子供の狭間は10代の思春期の頃だと思っていたが、26歳にしてまたその狭間にすっぽりハマって抜け出せなくなっている。 子供とは決して呼べないが、だからと言って立派な大人であると自信を持って言えない。 “女子”と言う言葉を使っているのも、その言葉を使いたいのではなくて自分を“女性”と呼ぶには、あまりにも

          若き(?)26歳の悩み

          夏と京都と学生と。

          「京都は学生の街」というのは、よく聞くフレーズである。 私自身も学生時代を京都で過ごした身だが、まあその通りで学生がとにかく多い。 (気になって調べたら京都市には40弱の大学があるらしいです。多いのか世間一般くらいなのか…) 「え、京都中の学生来てる?」って思うくらい学生が多いのが、言わずと知れた等間隔の鴨川沿いである。 特に、夏の夜の。 若者がたむろして、酒を飲みながらはしゃいでるという光景は、普通ならあまりお目にかかりたくないようなものに思ってしまうのだが、鴨川

          夏と京都と学生と。

          みどりの刺激物

          京都出身ということもあり、抹茶のお菓子が好きである。 よく食べるのはキットカットの抹茶味。とてもおいしい。 だけど、以前テレビで『抹茶味のお菓子は抹茶じゃない』という話を聞いたことがある。 確かにそういう声はよく聞く。会社の同僚に『あれは抹茶じゃない、ニセモノのマッチャだ』って恨めしそうに言われて笑ってしまったこともある。 茶道をかじっていた立場上、確かにあれを”抹茶”と呼ぶのは確かに抵抗がある。本当の(?)抹茶はあんなにくどい甘さはないし、もっとほろ苦くて優美な味が

          みどりの刺激物