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同じ星の宇宙人より

たまにピピピッとくることがある。

「この人、私と同じ星の宇宙人だ」と。

全てを言葉にせずとも
理解できたり、してもらえた時。

口下手な私にとって、そんな相手は貴重だ。

見つけた瞬間、まるで知らない土地で同郷の友を見つけたかのように気持ちが昂り、本能のままに言葉を投げる。

『◎△$♪×¥●&%#?!』

※私はこの時の自分を『宇宙人モード』と呼んでいる。

すると、相手からも魂が宿った強い言葉が返ってくる。
わかる…わかるぞ!!

自分たちの心地いい言葉を使って
通信してる瞬間は、震えるほど楽しい。 

その一方で、星が異なる人も多くいる。

特に支障はないのだが
稀に、会話が難しい人がいる。

それを察知すると、私はいつも
『人間モード』に切り替える。

人間になった私は丁寧に丁寧に言葉を紡ぐ。
返事に困ったら『必殺!オウム返し』。

安牌を捨て続けることによって、
なんとかその場をやり切るのだ。

つまり、全員と楽しくお喋りなんて
無理だといいたい。

上司と部下。家族と他人。
立場が違えば、世代も違う。

うまく伝わらないなんて当たり前。
同じ星の宇宙人に会える方が珍しいのだ。

だから、明日も気楽に生きて行こうね。

今日はそんな話。

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