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「世界は贈与でできている」近内悠太著 06 映画ペイ・フォワード ~積ん読部屋からの便り

こんにちは。
なつむです。


数日、
この本と向き合っています。

世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学 (NewsPicksパブリッシング) 単行本 – 2020/3/13
近内悠太 (著)




今日は、映画「ペイ・フォワード」のお話です。


全員が負い目を抱えて生きている世界


内容の前提として描かれている、
非贈与の負い目、という感覚、
罪の意識、というのが
とても興味深いなぁと思う。

世界中のあまねく人が
生きているだけで、
誰かから不当に愛されてしまった
(そんな価値は自分にはないのに)
っていう負い目を背負っているんだ、
というところが、やはり、
何度聞いても、
不思議な感覚を覚える。



贈与の起源になってしまった少年


映画「ペイ・フォワード」で
その活動の起源になった少年は
(あ、ネタバレします、
 大丈夫ですか?)

映画「ペイ・フォワード」を見ていなくて
結末をご自分でご覧になりたい方は
今日はスキップされてくださいね。

はい、行きますね。


その活動の起源になった少年は
どうしてそれを始めたのかを
インタビューで答えた直後に
命を落とすという結末。


これを、著者さんは
「贈与の性質から考えるとそうなる」
と考察します。

その論理展開はとても明快で鮮やかで、
面白い。

でも、根本的にどうしてそうなのか、
まだ、私は理解できないでいる感じがします。



痛いほどわかるという表現


少年がもし、すでに贈与を自分が受け取っているということを
痛いほど理解していたら、死なずに済んだ、
著者さんはそう書かれていました。

単にわかるということではなくて、
実感を持って腹の底に落ちた状態って言うことかなぁと
思いながら読みました。


私達が何をしようとしまいと、
地球が回っているのと同じように、
贈与も世界を回っているということ、なんだろうなぁ。
と、思います。




ちょっと今日は、
正確に本の中身を抜書している時間がなかったので、
粗い感じになりました。

どこかで書き足して置こうかなぁ~。



ではまたーーーー!!





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