見出し画像

ロンドンの日本食レストランは「感動料」込み!コスト&クオリティは?肉味噌大根に悶絶!

私が今住んでいるロンドンでは、世界中の食べ物が食べられる。


すべての国の人が住んでいるんじゃないかと思うくらい、小さな地球のよう。



そこらじゅうに、私たち日本人にも馴染みがあるイタリアン、インディアン、チャイニーズ料理から、聞いたことのないような国のレストランまで点在している。



これだけグローバルな環境でありながら、私の心と身体がずっと変わらず求めるもの。

それが、日本食だ。


私以上に和食が好きな人って果たしているのだろうか?と思ってしまうくらい、私は日本食が大好きどころか愛している(何の告白)。



先日、パートナーと日本食レストランへ行ってきた。

セントラルにある、Cocoroさん。



自分で白米は炊くし色々作って食べたりするが、定期的にレストランで食べる日本食が恋しくなる。

同様にギリシャ人のパートナーも定期的にレストランのギリシャ料理が恋しくなるので、外食日本食かギリシャ料理をローテーションすることが多い。


ロンドンでの外食のコストは、とにかく高い。

スーパーで食材を買って料理するのと外食するコストの差は、日本とは比べ物にならないくらい激しい。



例えば、この枝豆。

これで約¥1000。



にぎり寿司7貫+かっぱ巻きのセット。


これで約¥5600。



ちなみに単品でオーダーした、


タコ1貫(1個!)約¥500。

タイは1貫(1個!)約¥680。



寿司は、絶対に回転寿司の値段と比べてはならず、「回らない寿司を食べに来た」と思うといい。


わさびをゆっくり乗せ、醤油もゆっくりつけ、瞳を閉じて1貫をじっくり時間をかけて味わう。


これぞ「わびさび」ってやつだ。



でも、ここの寿司は本当に美味しく、本物の日本の味だった。


海外でよくあるのが(日本人以外の人が経営しているお店)、日本では絶対に乗せないネタがあったり、アレンジされた巻き寿司が謎のソースまみれで「もはや日本食じゃない」と思えたり、味がオリエンタルだったり。


ここにもこういうアレンジされた巻き寿司があったが、味噌が使われていて日本を忘れておらず、パートナーのお気に入りになった。

Volcano!




天ぷらもさくさく。



アサヒ!



私が一番感動したメニューはこちら。



だっ!!!!!

だいこんっっっっ!!!!!!!!!(嬉し泣き)



イギリスの大根てね、控えめに言ってよぼよぼなんです。


ね?全身全霊で生気を失ってるよね???


日本食を扱うマーケットで見ても変わらない、細くてよぼよぼ。



私、「あの世に行く直前に食べたいものは何?」と聞かれたら、1ミリの迷いもなく「おでんの大根!」と答える。


母が作った大根のおでんが世界一でリクエストしたいが、さすがに順番を間違え母に私を看取らせるわけにはいかないのでなんとも悩ましい。



それくらい大根を愛して生きる私にとって、イギリスの冬はつらすぎるのだ。

一度よぼよぼ(もはやニックネーム)を買って炊いてみたが、あまりに水分がなく「す」が通り過ぎて食べられたものじゃなかった。



冬には、でっかくてふっとーーーーーい大根がスーパーに並んでなきゃ困るのに!!!



ここにきて、まさかの大根との出会い。


一口食べて、私は悶絶してしばらく言葉を失った。


( ゚д゚)


お、、、、おいしいーーーーーーーーっっ!!!!



なんだこれは!!!


え?ここ日本だっけ???


と錯覚を覚えるほど、まるであのよぼよぼではまったくなかったのだ!!




肉味噌の味加減も最高で優しく、ちょうどいいかんじに炊かれた大根がほくほくでもう、、、


あ、私召されますか???(not yet)



この大根が、一番最後に提供された。



結構お腹いっぱいになってきていたのだが、この大根の破壊級のおいしさが私の胃をリセットし、最後まで1つ1つおいしく噛み締めていただいた。



もちろん瞳をとじて。


なんなら、白目くらい剥いていたかもしれない。




この肉味噌大根、このサイズ一皿。



お値段なんとっっ!!


約¥2500!!!




「価値ありっ!!!」


と思った私はもはや狂っているのだろうか???



いや、もはや量とかコスパではないのだ。



ロンドンでなかなかおいしい大根にありつけず、やっと出会えてこの召されるかもしれないほどの「感動」を味あわせてもらえたのだから、そりゃこのくらいするわよと本気で思った。


普通に冷静に見ると、もちろん高すぎる。



最終お会計は、2人で2万円オーバー。

日本ならホテルのコースがいただける価格だ。




今回行ったこのレストランは、私たちがいる間ずっと満席でひっきりなしにお客さんが訪れていた。


レストランは、私にとって味だけでなく感動をしに行く場所でもある。


今回のレストランはすべての料理がおいしく本物の(日本の)味で、個人的にあの大根に感動して、とてもしあわせな食事だった。



スタッフさんも、日本人の方がたくさん。



海外に住む私たち日本人にとって、日本食を食べに行くことは「感動しに行く」心の満足が常にセットだ。



嗚呼、またあの大根が食べたい。


一週間くらい余韻が残りそうだ。

いいなと思ったら応援しよう!

Natsumi🇬🇧
魂で言葉を紡いでいます!あなたの応援が大きな励みになります♡どうぞよろしくお願いします♡