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NewsPicks +dのお仕事まとめ

ここ1年ほど、NewsPicksとNTTドコモが共同で運営する「NewsPicks +d」のお仕事をしています。会員向けサービスなのでシェアできなかったのですが、NewsPicksに記事が転載されていることに気づいたのでまとめました。

落語家・立川志の春さん

落語家さんの連載記事の取材執筆をやらせていただいています。

立川志の春さんは連載初回でドキドキでしたが、編集さんから取材をお褒めいただき、ご本人からも「面白くまとめてもらったので赤字はありません」とおっしゃっていただき、小躍りするくらいうれしかったです。

前半のラストでオチをつけられたのが個人的によっしゃ!と思ったポイントです。沖縄からオンラインで取材したのも良い思い出。

落語家・春風亭昇也さん

取り入れやすそうなノウハウを一番多くご紹介いただいたな〜と思うのが、春風亭昇也さん。こちらも事実関係以外修正はなかったそうですが、炎上しそうだけど面白いな〜と、炎上対策でめちゃくちゃ補足を入れながら書いたくだりは残念ながら媒体判断でカットでした。

賢明かつ納得の判断で、つい調子に乗って書いた内容を冷静に見ていただけるのはありがたい限り。

落語家・柳亭小痴楽さん

イメージしていた落語家さんに一番近かったのが柳亭小痴楽さん。自分を低い位置で見積もっていて、その位置なりに自己肯定できている感じが新鮮で面白かったです。このくだり大好き。

僕のことを悪く言う人はたくさんいるけど、僕はその人たち以上に自分への悪口が出てきます。だから何を言われてもあまり気にならない。「お前はおれの表面しか知らないだろうけど、おれはもっと最悪だぞ?」ってね。

お笑いコンビ「ソラシド」本坊元児さん

とにかく取材が楽しかった思い出深い案件。編集さんにも取材をお褒めいただき、原稿も「めちゃくちゃ面白いw」「読み応えがある」とフィードバックをいただき、手応えある仕事でした。

何も知らない校閲の方も「筆が乗っている感じがする」とおっしゃっていたそうで、ノリノリで書いた原稿は伝わるんだな〜とうれしかったです。

銭湯ぐらし代表・加藤優一さん

高円寺の人気銭湯・小杉湯の隣のシェアスペース「小杉湯となり」を運営する、銭湯ぐらし代表の加藤優一さん。面白いお話をたくさん聞けましたが、取材後に書籍を読んだこともあり、もうちょっと違う角度からも話を聞けたなという反省も。

久々のビジネス寄りのテーマの案件だったこともあり、ビジネステーマよりもその人自身について聞くタイプの取材の方が得意かつ好きなんだなと再確認した仕事でもありました。

経済アナリスト・森永卓郎さん

2023年11月に「もう桜は見られないだろう」と医師から余命宣告を受けた、経済アナリスト森永卓郎さんへの取材記事です。

メディアのタブーを綴った『書いてはいけない』を刊行した理由、日本に対して思うこと、人生後半戦を生き抜くビジネスパーソンへのメッセージなど、お話しいただいています。

タブーの内容の正誤はわたしにはわからないけれど、決して体調が良いとは言えない中、病室からオンライン取材を受けてくださった森本さんの迫力を画面越しながら感じました。

ビジネスと修験道

「非日常の場の力」の効果は、まさに自分が長期で東京を離れるようになって実感していること。修験道の体験はないですが、実感を持って話を聞けたかなと思います。

僕なりの見立てですが、参加者の中心である40〜50代の方は、人生の転換点を迎えている時期でもあります。毎年仕事の目標を考える人は多いですが、自分の生き方についてしっかりと考えている人は少数ではないでしょうか。

その結果、仕事に向き合う時間に対し、人生への向き合い方がおろそかになってしまう。そのひずみが生じるのが、40~50代であるのです。

落語家・錦笑亭満堂さん

「すえたかと〜む♪」のギャグで人気を博した末高斗夢こと錦笑亭満堂さん。落語連載4人目にして、前後編ともに、最後にオチをつけられたのが個人的にこだわった点であり、手応えを感じたポイントでした。

編集者・柿内尚文さん

年代や立場によって時間の使い方を見直す。これだけ聞くと当たり前のようですが、「即レスをやめた」話を聞きながら、意識して向き合っている人は案外少ないのではと感じました。

また、柿内さんが後悔のない時間の過ごし方を考えた大きなきっかけが、男性更年期障害。当時の心情と価値観の変化について聞きながら、男女を問わず大切な示唆が込められたお話だな〜と。

「全部に意味があって、全部が自分の人生」「本当にやりたいことをやる、だけが幸せではない」といったフレーズに納得感があるのは、柿内さんのこれまでのストーリーがあるからこそ。年齢を重ねていくことに落ち込みそうになる人にとって、励まされる内容になったかなと思います。

今井むつみさん

突き詰めれば、「意思疎通の際は理由を伝えましょう」というシンプルな話。でも、これまで何も考えずに使っていた「確認してください」「頑張ろう」の曖昧さに気づいた今、自分が思う以上に理由を伝えることはできていないのかも……と思わされます。

自分がミドルエイジに差し掛かった今、20代の子たちとのコミュニケーションに気を使う場面が増えたのですが、気を使えるだけいいのかもしれない……!という希望を得られた取材でした。

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