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「個性がない」と思っていた私へ


私には「個性」がない…

「自分らしく」って言われるけど難しい…


こんなお悩みありませんか?


これだけインターネットが当たり前になって、SNSも出てきて、

「1億人総クリエイター時代」や「個の時代」とか叫ばれるようになって、


「個性」をがんばって探さなきゃ…

「自分らしさ」を追求しなきゃ…

がんばって発信しなきゃ…

人とは違う「個性」を出さなきゃ…

と、無意識のうちにプレッシャーになっていたんです…


私は、母親の集まる200人規模のコミュニティを運営している。

そのなかでも「自分を探求する」とか「個性を拓く」とか言っていたけど、

実はだれかにプレッシャーを与えてしまっていたのかもしれない。


「個性」とか「自分らしさ」とか、けっきょく何なの?


私なりの答えを書いてみます。




「見える個性」と「見えない個性」を分けて考える


いきなりですが、「個性」を「お花」にたとえてみます。

タンポポでも、チューリップでも構わないのですが、想像してみてください。

どこに目がいきますか?


きっと、「花」の部分ですよね。


見えるものは、「花」の部分。

でも、その下にある見えないものとして「種」とか「根っこ」の部分がありますよね?


まずは、「見える個性」と「見えない個性」を分けて考えることが大事。

私たちはどうしても、「花」ばかり気にしてしまうのではないでしょうか?

そりゃそうですよね、見えないんですから。

見えないものには、目がいかないのです。


お花畑にいって、

「お花じゃなくて、根っこを見ろーーーーーー」って言われても、


無理なんです。


見える個性は、「他者評価」にあたるもの。

たとえば、

見える個性:職業、肩書き、つくった作品やコンテンツなど

他者評価:フォロワー数、いいねの数など

「個の時代」には、この「他者評価」が必要以上に注目されすぎてしまっているというか、目立ちすぎるんですよね。

だって、SNSの特性として、いいねの数が多いものが優先的に表示されるようになっているから。

一方で、見えない個性は、「自己評価」にあたるもの。

たとえば、

見えない個性:価値観、考え方、経験、好きなもの・ことなど

自己評価:成長実感、喜びなど

意識的に「見えない個性」に目を向ける


「見える個性」は、どうしても気になります。

「他者評価を気にするなーーーーーーーーーーーーー」って、何度心のなかで叫んでみたことか。


でも、

いいねの数だったり、フォロワーの数だったり。

やっぱり気になるものです。


こればかりはどうにもならない。

「全く気にならないよ」って方もいるかもしれませんが、多くの方は気になるんじゃないでしょうか?


もう、他者評価は「気になるもの」として割り切りました。


というか、他者評価を気にするからこそ、いいものを世に出せる。
相手にとって役立つことができるんですよね。


決して悪いことではない、むしろ良いことだと思うのです。


問題は、「見えない個性」が置き去りになってしまうこと。


なので、意識的に「見えない個性」に目を向けることが必要なんです。


種と根っこを十分に育てれば、美しい花が自然と咲いてくる。

そんな感覚を持ちたいものです。

「見えない個性」に気づく5つのステップ


「見える個性」と「見えない個性」を分けて考える。

そのうえで、「見えない個性」に目を向ける。


それは分かった。


でも、それが難しいんだよーーーーーーーーー



じゃあ、どうすれば「見えない個性」に気づけるのでしょうか?


やっぱり自分自身を深く知ることではないでしょうか。


具体的に5つのステップで解説します。

1. 「書く」ことで自己対話を深める

「見えない個性」とは、言いかえると「内なる自分」です。

普段の生活や仕事に追われていると、自分と向き合う時間はなかなか取れないのではないでしょうか。

なので、「内なる自分」を知るためには、意識的に自己対話の時間を設けることがカギになります。

ずばり、おススメは「書く」ことです。

たとえば、noteでも日記でもいいから、書いてみる。

毎日少しでもいいから自分と対話する時間を持つことで、「見えない個性」が少しずつ育まれます。

前に書いたこちらのnoteでは、

こんなことを書いてました。

自分のありのままの感情を受け止める。

書くことによって、「あ、意外とできているじゃん」ってことも、見える化できる。

たとえば、最近つくった資料がダメ出しされて、落ち込んだんです。


「あー、せっかく作ったのにーーー」って。


そのときに、「なんで落ち込んだんだろう?」と書いてみたんです。


そしたら、「相手の期待に応えたい自分」という個性があることに気づいたんですよね。

だって、これがなければ落ち込まないじゃないですか。


2. 自分の「価値観」を知る

「見えない個性」の1つが、「価値観」です。

自分が何を大切にしているのか、どんな瞬間に喜びを感じるのかを見つめ直してみます。

価値観は外から見えにくいですが、自分の行動や選択に深く影響を与えていますよね。

たとえば、

・何にワクワクするか?
・何が心に響くか?
・何をしている時が、自分らしく感じるか?

を考えると、自分の価値観に気づけるかもしれません。

私の場合は、コミュニティ運営や講座、出版、コーチングなどを通じて、だれかの変化を感じられたときがうれしいです。

「ひとりひとりが可能性を解放するキッカケをつくる」が大切な価値観になってます。

3. 「失敗」した経験を振り返る

「見えない個性」は、過去の経験や「失敗」のなかに隠れていることが多いのではないでしょうか。

成功体験だけでなく、うまくいかなかった経験からも学ぶことができます。

「失敗」した経験のなかで、

・自分が何を感じたか?
・どう乗り越えたか?

を振り返ることで、「見えない個性」に気づくことができます。

たとえば、私はイベント運営をする機会があるのですが、

参加者の方から「あまり楽しめなかった」といった内容のフィードバックをいただいたことがありました。

あーーーー、やってしまったーーーーーーーー

と落ち込んだし、悔しかったです。

1週間くらい、そのことが頭を離れなかったんです。

でも、その失敗経験をもとに「次はどうしたらいいか?」を考えてみると、改善のためのアクションが浮かんできました。

次の改善のためにアクションを考えられる。

これは、「見えない個性」のひとつだなと気づくことができたんです。

4. 小さな「喜び」を大切にする

他者評価に左右されるのではなく、自分が感じた「喜び」を大切にしたいですよね。

だれかの反応ではなく、自分自身が満足感や達成感を感じたときに、「見えない個性」が育まれるのではないでしょうか。

▼前にこんなnoteを書きました。

「今日も、note書けた。」とか、「今日は散歩できた。」とか「太陽の光を浴びられた。」とか、小さな幸せを記録するだけで、ちょっと心が落ち着くんですよね。

上記noteより


日常の中で、小さな「喜び」に気づけること。

これって訓練すればできることだし、スキルの1つじゃないかと思ったんです。

私にとっては、noteを書くことがその1つの手段です。


5. 信頼できる人との対話を増やす

とはいえ、自分ひとりでは気づかない部分もありますよね?

自分のことは、意外と自分では気づかないものです。
だって、自分にとっては空気を吸うように当たり前にやっていることは、「個性」だと気づかないから。

だからこそ、信頼できる友だちやパートナー、同僚にフィードバックしてもらうことが大事なんです。


たとえば、私にとっては「noteを書く」って、当たり前というか自然なことなんです。

でも、他の人から、

「そんなに言語化できて、すごい!」

「習慣化できるの、なんで?」

とか言われるんです。


そうフィードバックしてもらえると、

「あ、これって見えない個性」の1つなんだ

と気づけるんですよね。




ということで、最近考えていた

「個性」や「自分らしさ」って何?

をひも解いてみました。


「自分には個性がない」と思っていても、

実はだれにでも「見えない個性」がいっぱいあるんです!!!


「見えない個性」に気づき、じっくりと自分のなかで育てていく。

その先に自然と「自分らしさ」が表れてくるものではないでしょうか。


自分のなかにある「個性」に気づくヒントになれば、うれしいです!


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なつみっくす|著書『I型(内向型)さんのための100のスキル』
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