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鶏とじゃがいもだけ。「手羽元スープ」でひとりの夜が待ち遠しくなる

ひとりの夜は、鶏の手羽元スープを作ります。
なぜなら「骨の部分が血をつくる力が高い」と言われているから。
遅くなった夜はこれ1品で満たされるように、じゃがいもを入れるのもポイントです。

|鶏肉の骨の部分が血をつくる

毎日食べてもいい...!と思うくらい好きなので、きっと体が欲しているのですが、夫は骨付き肉が好きではないので「こぞってひとりの時に」作る定番です。

韓国や台湾では日本よりも産後ケアが充実しているそうで、韓国では参鶏湯、台湾では麻油鶏を生理後や産後はよく食べるそう。

ちなみに「麻油鶏」は台湾の家庭料理のひとつで、台湾風チキンスープ。「麻油(マーヨー)」はゴマ油という意味で、「鶏(ジー)」は鶏肉。書いて字のごとく、ゴマ油と鶏肉を使ったスープです。

日本では「鶏肉の骨の部分が血をつくる」と知っているのは漢方や薬膳をかじっている人くらいなのでは...?レバーとか、カツオとか、ほうれん草のほうがメジャーな気がします。

でも、手羽元はレバー、カツオ、ほうれん草よりもお財布にやさしい点が特に推したいポイントです。

あまり人気がないのか、スーパーでもよく売れ残ってるので、フードロスの観点からも積極的に買い求めて作りおきしたり、手羽元自体を冷凍しておきます。
すると、「地球にも体にもいいことしたな」と、思うんです。次にひとりの夜が来るのが待ち遠しくなります。

|焼いてから煮れば25分でトロッとおいしい

そんな鶏の手羽元スープを数えきれないほど作ってきました。
鶏肉を焼かずに煮るだけのレシピにハマっていた時期が長かったのですが、その作り方だと最低1時間ほど煮込まないとトロッと白濁した状態にならないんです。

noteでご紹介するには少々作るハードルが高い...!と思ったので、今回ご紹介する「鶏肉を焼いてから煮る」ことで、たった25分でトロッと白濁したスープを作ることに成功しました。

にんにくを効かせて焼くので、煮るだけレシピよりもパンチが出て満足感もあります(我が家では作った翌日に骨をとって夫にも出したら好評でした)。

では、さっそくレシピをご紹介しますね!

◆材料(2人分)

鶏手羽元 6本
じゃがいも 2個(他の野菜でも良い)
にんにく 1/2かけ
油 大さじ1/2
塩 小さじ1
水 500ml
酒 大さじ1

◆たれ
にら 4、5本
しょうゆ 大さじ1

◆作り方

フライパンに、油大さじ1/2、にんにく1/2かけ(包丁背でつぶす)を入れて、弱めの中火で熱します。にんにくの香りが出てきたら、鶏手羽元6を入れて、全体にこんがりと焼き目がつくまで焼きましょう。

塩小1/2をふって鶏手羽元に味をつけます。

500ml、酒大さじ1を入れ、沸騰させます。アクが出てきたら取り除きます。

蓋をして弱火で15煮ます。

写真では小さいじゃがいもを3個使用

待っている間にじゃがいも2個の皮をむいて2等分にしたら水に浸しておきます。

じゃがいもは入れなくてもいいですし、他の野菜(大根・にんじん・キャベツや白菜)でもおいしいです。

たれの準備もしておきます。にら45本をみじん切りにしてうつわに入れ、しょうゆ大さじ1を注ぎ、よく混ぜれば完成です。

15分経つと、手羽元の骨からうまみが出て白濁したおいしいスープになっています。じゃがいもと塩小さじ1/2を加えて、柔らかくなるまで更に10分煮ましょう。

じゃがいもに竹串がスーッと刺さるようになれば、完成です。

スープそのものにも塩味がついているので、まずはそのままで召し上がれ。
にらしょうゆは「味変」として、ご活用ください。お好みで柚子胡椒を加えてもおいしいですよ。

|スープより満たされて、鍋より軽く食べたい

ここまで読んでいただきありがとうございました。

このスープのうれしいポイントは、シンプルがゆえに具材や味付けのアレンジが無限大なところです。じゃがいもの代わりに、ご飯を入れて雑炊にしたり、にゅうめんにしたり、中華麺でもいいですね。

「スープより満たされて、鍋より軽く食べたい時」にぜひ作っていただけたらうれしいです。

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