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あの頃、憧れた味。「舞茸と明太子のクリームパスタ」を豆乳で大人っぽく。

高校生の頃、クリームパスタが大好きでした。通ってきた高校の最寄駅近くにある「ラーラ」というスパゲッティ屋さんは、憧れのランチスポットでした。

|牛乳・生クリーム→豆乳への変化

そこのイチオシはクリームパスタで、食べ盛りの女子高生にとっては、トマトソースや和風ソースを圧倒する人気っぷりでした。

あの頃はペロリと食べられたクリームパスタも、歳を重ねるにつれてちょっと胃に重たくなり、気づけば乳アレルギーにもなってしまい、豆乳で作るのが当たり前になっていきました。

でも、出来上がりは決して物足りない味ではないし、むしろ大人にとってはこのくらい軽やかな方がいいんじゃないかと思っています。

|ワケありだから理解できる気持ち

クリームパスタのように分かりやすく乳を使っているものだけでなく、実は、バター、チーズ、粉乳、乳成分などが数多くの加工食品に使われています。
それは、よりおいしくするための工夫だろうけど、食べられない人にとっては、悲しくなるほど多くのものが選べなくなってしまうのです。

食べることが大好きな人にとって、食べられないものが増えるのはとても悲しいことだと思ってきました。
でも、そんなワケありの自分だからこそ、同じように悩んでいる人にレシピを提案するだけでなく、ワケありじゃなきゃ分からない「葛藤する気持ち」「食べられる喜び」までも理解できるのだと感じる出来事が、この連休中にあったんです。

アレルギーでも、そうじゃなくても、昔はあんなに憧れ、おいしいおいしい!と思ってたものに心が動かなくなった、胃が重くてしんどい、と感じることはあるんじゃないでしょうか。

自分の変化に合わせて作り方を変える、食べるものを変えることは、一番簡単にできる「自己肯定」なのではないかと思います。

では、さっそくレシピをご紹介しますね!

◆材料(2人分)

明太子 60g
舞茸 50g
豆乳 200ml
水 100ml
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1/4
にんにく 1かけ
麺 2人前(160g)

◆作り方

フライパンに、オリーブオイル大さじ2、にんにく1かけ(みじん切り)、ほぐした舞茸50gを入れて、弱めの中火で炒めます。

舞茸がしんなりしたら、水 100ml、明太子60gを入れ、明太子をほぐすようにします。明太子の薄皮はそのまま入れてしまって大丈夫です。できあがった時の口当たりもそんなに気になりません。

豆乳200ml、塩小さじ1/4を加えて弱火で温めます。沸騰する手前まで温めて火を一度切っておきます。

茹でた麺を加えて、30秒ほど麺をソースに絡めるようにしたら完成です。「まだ少しシャバシャバしてない?」と思うくらいで火を止めるのがコツ。器に盛り付けてフォークなどを準備している間に、余熱でいい具合にとろみがつきます。

ただ、グルテンフリーの麺の場合はとろみが付きにくい場合があります。その時は加熱時間を60秒に増やしてください。

出来上がりはスープスパゲティのスタイルなので、フォークと共にスプーンも用意していただくと食べやすいです。

明太子の薄皮をそのまま入れちゃうことは、一見ズボラに感じるかもしれませんが明太子のゴロッとした形が残り、「おいしそう感」がアップします。

|「豆乳推し」の時代に感謝

ここまで読んでいただきありがとうございました。

最近じわじわと世の中の「豆乳推し」が強まっているのを感じます。わたしが乳アレルギーだから尚更目につくのかもしれませんが、豆乳を使ったチーズやヨーグルトなどの製品が増えていてうれしいです。

元々豆乳やオーツミルクを日常的に使っているものとしては「やっと時代が追いついてくれた」とうれしさが込み上げる思いで時代の変化を楽しみに生きています。


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