見出し画像

2020よく聴いた音楽アルバム3選

2020年も残り1か月を切ったということで、今年よく聴いたアルバム(EP含む/1アーティストにつき1作品/邦楽)を3枚あげておきたい。

今年は外出自粛などもあり、家の中で如何に楽しむかというのがひとつのテーマだったように思う。

1位 HELP EVER HURT NEVER  藤井 風

2位 EP2 SIRUP

3位 STRAY SHEEP 米津玄師


作品別コメント


HELP EVER HURT NEVER/藤井 風

今年リリース。間違いなく一番聴いたアルバム。激動の2020の中、最も意味深く聴かれたシンガーソングライターではないかと思う。

しかし、本作はむしろ長く聴かれていくに相応しい高い音楽性と普遍性を有しており、ロングセラーになることを期待している。初回2CDは贅沢の極みだった。溢れくる才能、お耳の幸せ。

まさしく天才。


 

EP2/ SIRUP

2018年の作品であるにもかかわらず、2020年のいまにぴったりしっくりきた。夜のドライブには定番の一枚だった。

二手に分かれて荒れるSNSを見ても、「One Day」「No Stress」を聴くと和らぐのが不思議だ。アルバム構成、曲の並びも完璧。一家に一枚常備してもいいくらいだと思ってしまうくらい好きな作品。


 

STRAY SHEEP/米津玄師

もはや説明不要の2020モンスターアルバム。売れるのは納得しかない。憂いを帯びながらエッジの効いたボーカル、独特なメロディの中毒性、細やかな音づくり。

世相を受け、何を作るべきかを真摯に模索してつくられた、まさに今の結晶。芸術における時代性に思い巡らせた一枚。なお、4曲目「PLACEBO+野田洋次郎」のやみつき感は凄まじかった。


 
 ◇ ◇ ◇

ここに登場しないアルバムもよく聴いた。仕事以外は外出もままならないので、何だかんだで切れ目なく音があったように思う。所有枚数が増えた。CDラックは、もう入れる隙間もない。

まだ1か月弱を残す2020年、そして来る年。素晴らしい音楽にたくさん出会えることを祈っている。
 

この記事が参加している募集

なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」