自信過剰には理由があるかもしれない
最近、自分の見ているものや考えていることが、すべて正しいと言わんばかりな人がいました。
「その根拠のない自信はどこから…?」と思ってしまうのですが、調べてみたところ、これには認知バイアスという心理現象が関わっている説があるみたい。
オーバーコンフィデンス
オーバーコンフィデンスとは、人が自分自身や自分の能力に対して実際よりも高い自信を持つ心理傾向を指します。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
①自己評価の過大
自分の知識や能力が他人よりも優れていると信じる傾向がある。
②過剰な確信
自分の判断や予測が誤っている可能性を軽視する。
③パフォーマンスの過信
自分のパフォーマンスが最適であると信じ、他人からの助言やフィードバックを無視する。
…ほうほう、なるほど。
こうやって文字面で並べてみると、私自身もちょっと刺さるものがありますね。
このオーバーコンフィデンスの要因になりえるものが、認知バイアスらしいです。
認知バイアス
認知バイアスとは、偏見や思い込みが原因となって非合理的な判断や行動をとってしまうことを指します。
特にオーバーコンフィデンスにおいては、以下の認知バイアスが関わっていると言われています。
確証バイアス
自分の信念を支持する情報だけを探し、反証する情報を無視する
楽観バイアス
物事がうまくいくと信じやすい傾向のこと
自己奉仕バイアス
成功は自分の能力や努力の結果とし、失敗は外部要因のせいにする傾向のこと
…ふむふむ。
こうやって並べてみると、こういった認知バイアスが起きやすい人っていろんな要因があるんじゃないかなーと思いますね。
性格的に不安やストレスを感じやすいタイプの人は、自己防衛として認知バイアスを引き起こしてるのかなー。とか。
ダニングクルーガー効果
なんだか聞いたことない心理現象の名前ですね。
ダニングクルーガー効果とは、正しく自己評価ができず、過大評価をしてしまうことらしいです。
「能力の低い人が他人の能力を認識できずに、自身の方が優れていると考え、正しい自己評価ができない非合理的な心理現象が生じている状態」はダニング=クルーガー効果に該当するそう。
オーバーコンフィデンスと似ているような気がしますが、定義が少し違います。
ダニングクルーガー効果はむしろその逆で、能力が特に低い人々に顕著にみられる現象で、メタ認知能力の欠如に基づくものです。
オーバーコンフィデンスは、自己評価が過大であることに関連し、過信や確証バイアスに基づくものです。
つまり、
こういうことですかね。
じゃあどうすればええねんって話なのですが、、、
こういった認知バイアス的なものは「ゆーて使いよう」だと思っています。むしろメリットとなる面もあるのではないかなと。
とはいえ、社会人になる年齢になってまで、他人の意見を尊重できなかったり、他責思考の癖がついてしまっていたり、客観視する能力が不足していたりする人って、そんなに簡単に変わらないと思うんです。
人間っていったいどのタイミングで変わってしまうものなのでしょうね…
なんだか結論が出ないまま、調べものを終えようとしている自分がいます。
また何か思いついたら、文字に起こしてみようかな。
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