遺書No.580 個の発信する時代は加速する。

※この記事の内容は、2004年7月6日から2009年7月5までの５年間毎日記録していた「遺書」の１ページを抜粋して転載したものです。

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2006.2.4
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きっとキラキラしてるヤツが最強。
最近はそんな事を強く思うよね。

どーもこんばんわ、みーくんです。

昨日はいつもと違い、
時々降臨する真面目バージョンの俺だったね。
てゆかただ気分の問題で、
ふと思った事を書いてみたんだけどね。

ブログ全盛といってもいい今の時代だけど、
本来、日記てのはさ？
その日の出来事や思った事を書く訳ですよね？
もちろん書く目的なんてのは人それぞれ、
十人十色の理由があるかも知れないけど。

つまり日記てのは、
その時の思考や感情の動き、そして行動など
『自分の人生を記録する行為』だと思うのね？

だからこそ日記と言うのは、
多かれ少なかれ赤裸々な内容になってしまう事がある。

むしろ赤裸々な内容だからこそ、
過去の思い出や記憶から消してしまわぬように、
書き残すモノなのかも知れない。

そう、だからこそ本来日記と言えば、
えてして『他人には見られたくないモノ』だった筈なんだ。

だけどここ数年でブームになっているブログは、
そう、昨日のテーマにしたブログだが、
見せてナンボ、読んでもらってナンボな訳よね。

そう、見せる事・見られる事を前提としてる。

これは日記の本分からすれば、
全くの別モノなんだよね。

そうだ。
今流行のブログってやつは、
『発信する事』に意義があるんだ。

自分の個性や感性を表現する場所、
価値観や独自の世界観を展開できる場所。

こんな独り言や自論を誰に気兼ねする事もなく、
勝手気侭に書き連ねる事が出来るも大きな利点だ。

じゃぁ、なんで『利点』になりうるのか？

なぜなら、今の社会はストレスが溜まる。

表面的な個性尊重の風潮が、
逆に協調性を要する社会生活において、
強制的な自己改革を求めているからだ。

とはいえ、これは矛盾した自己改革である。

実際の社会は残念ながらまだ、
個性を優遇する体制にはなっていないと思う。

むしろ、個性の秀でた人間には、
ひどく窮屈で息苦しい社会であるに違いない。

今の世の中は『個性』を煙たがる。

教育の場でも雇用の場でも、
『個性』を尊重するような大義名分を掲げるシステムは増えたにも関わらず、だ。

秀でた個性は、これまで日本を支えてきた、
従順な縦社会に変調をきたす。

縦社会でいうところの、
より「上」にいる人間にとっては、
「下」の個性が及ぼす波紋を好まない。

つまり、傑出した個性は「異端」と同義語な訳だ。

結局のところ実社会が求めているのは、
それぞれの縦ラインにおいて「上」から見た時に都合のいい個性でしかない。
時代の変化と共に変わる価値観。

当然世代間の溝は生まれてくるが、
個性を持てと言われて育った若い世代は、
社会に出て、或いは社会へ踏み出す時になって大きな矛盾に直面する。

―――社会は個性を求めていない。

これはかなりショッキングな事実だ。

ネット環境の日常化に伴う情報量の増加が、
複雑な情報処理能力を要求し、
コミュニケーション手段さえもデジタル化され、
肉体の行動範囲や思考のベクトルが、
より閉鎖的な世界へ導かれてゆく・・・。

そんな気がしてならない。
どう考えてもこれは加速していく一方だろう。

…例によって勢いだけに任せて書いてたら、
話がおかしな方向へいってる？
そんな事ないよね？大丈夫だよね？
言ってる意味、分かる？よね？
（急に心配になるヤツ）

つまり矛盾した教育と実社会のジレンマの中で、
行き場のない個性や、
やり場のない感情のベクトル。

それらの鬱屈した現代社会の中における、
自己表現の場として発信を可能にしてくれるのが、
このブログだと思う訳。

何が言いたいかってーと、
何も考えちゃいないんだが・・・

これからは個々人が自由に発信できる、
そんな場所やサービスがますます隆盛していくだろう。

マスメディアの偏向報道よろしく、
社会の偏重で押し潰され覆い隠されてきた事も、
きっともう限界を迎えて表出する時代。

ま、要するに、アレじゃん？

内容なんて別に、浮かばなくてもね。
こんな駄文をダラダラ書いたっていんじゃん？

て事だ。うん。そゆ事にしよう。

余りこういう話ができる相手もいないし、
ネタでもなけりゃオチも無い話でも出来る場所。

ささ、シャワー浴びよ♪

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2022.1.27
毎日遺書を書き始めた当時580日目の投稿内容。
おお、おお、なんかすげー今っぽいこと書いてる気がする…。

二十代の私の遺書。｜ナツキのパパ@令和の父親アップデート作戦中！｜note