遺書No.637 鈴木一郎少年の野望。
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2006.4.3
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早いもので今年も既に4分の1が終わった。
気が付けば夕方5時を回ってるが、
日が伸びて外がなんと明るい事か。
これからは気温もどんどん暖かくなっていく事でしょう。
出来れば俺の心も懐もね、
こんな風に明るく暖かくなって欲しいものです。
こんばんわ、みーくんです。
WBCでのイチローの発言が色々と反響を呼んだ。
別にそれはグラウンドの中だけではない。
マスコミにも温和で紳士的で、
模範的な優等生ぶりが定着していたイチローのイメージ。
確かにWBC開催期間中における彼の発言は、
それまでのTVの露出で見知られた彼からすると、
少し意外な印象を受ける人が多いのも事実だろう。
だが、彼は本当に変わったのか?
そこで小学校6年の時に書いた、
彼の作文を発見したので掲載しよう。
無断転載についてはネットで公開されているモノという事で、ご勘弁ね。
(以下原文掲載)
・・・どうよ?
プロ野球選手になるという明確な目標を持ち、
その為には何が必要かを理解し、
それを実行している。
世間で簡単に使われている『夢』なんて、
そんな甘っちょろいものではない。
これはもはや野望だ。
それを実現する為に、
「友達と遊ぶ」とか「ゲームする」とか、
子供に、いや大人にとっても魅力的な、
誘惑に打ち勝って努力をしている。
イチローにとってこれだけの犠牲を払う価値が
野球にはあるのだ。
それほど野球が好きなのだ。
その大好きな野球を最高の場で、
最高の仲間たちと、
最高の敵を相手にできる。
これ以上の幸福、
そして興奮があるだろうか。
・・・つまり、
彼は何にも変わってはいなかった。
そしてイチローは、
その幸福と興奮を味わう権利を、
努力して努力してようやく勝ち得た、
っていう訳だ。
その努力に裏打ちされたのが彼の言動だったんだね。
それだけ大きな夢舞台だったんだ。
周りがゲームだ何と遊びふけった幼少期から、
ずっと心の中に変わらぬ夢を持ち続け、
その夢の実現の為に惜しまない努力と時間とを、費やしてきたんだ。
ずっと心に持ち続けた想いだったんだ。
そして辿り着いた夢の舞台。
彼にとってはずっとずっと追い求め続けた、
プロ野球選手としての晴れ舞台。
本当に夢の時間だったんだ。
その彼の想いを考えれば、
何も不思議な発言や意外と思える発言などはない。
彼には、言うだけの権利があるんだ。