玉子粥がくれるもの
立春過ぎても冷たい空気が部屋を包む冬の朝、胃腸にゆっくりお邪魔する玉子粥をつくる。
冷蔵庫に余ってる白菜があった。冬の根菜は体を温める。大きいから使い切るの大変なんだよね。硬い芯も茹でるとふわふわになる。
白菜を茹でたら炊いたご飯を入れる。お米は温めるほどに柔らかくなる優しい食べ物。消化にもいいし日本人に向いてる炭水化物。
最後に入れるのは溶き卵。完全栄養食とも名高い食材で私にとっては命の息吹みたいなもの。静かに溶いて鍋全体に回し入れる。蓋をして2分で出来上がり。
お粥の湯気で曇ったメガネ越しに少しずつ口に運ぶ。これならなんとか食べられそう。ほとんどの栄養素は卵と野菜でまかなえる。
朝の冷えた体に玉子粥が元気の源を分けてくれた。
今日も無事に過ごせますように。