日本最大級の問題!フードロスの現状について知る
みなさんこんにちは、
なっちゃんの友人みなみです!
初投稿でとてもワクワクしています!
それではさっそく本題に・・・
みなさん“フードロス・食品ロス”という言葉、
最近テレビやニュースで耳にすると思いますが、
フードロスについて
じっくり考えたことってありますか?
私が食事をするときは
残したらもったいない!残さず全部食べよう!
と思いながら生活していますが、
フードロスにおいて
実際何が起こっているのか
考えたことがありませんでした。
日本だけでなく世界の問題となっているそう・・・
そこで今回は、
私がこの“フードロス”について
深く考えるようになったきっかけも含めて
フードロスの現状を共有していこうと思います!
フードロスを深く知ろうと思ったきっかけ
なぜ私自身、フードロスを深く学ぼうと思ったのか。
最近私自身が感じた“もったいない!“
の体験を1つシェアします。
それは、なっちゃんの青みかんプロジェクトで
青みかんを知ったことがきっかけでした。
(青みかんプロジェクトは現在進行中です。
https://note.com/natsuki_food/n/nc7e20cd5f8d6)
そこでこんな話を聞きました。
「みかんを栽培する過程で『摘果』を必ず行うんやけど、 その摘果された青いみかんも、本当は美味しく食べられるんやって!! でも今は捨てられてるらしい・・・もったいなくない?!」
摘果とは、
果物を実が幼いうちにいくつか摘み取って
栄養がバランスよくいきわたるようにする工程。
これは美味しいみかんを作るために必要な作業ではあるのですが…
この話を聞いたときめちゃびっくりしました…
これ、すごく勿体無くない?!
当たり前のように食べられるものが、
認知度が低いなどの理由で
捨てられている現実を知りました。
わたしにも何か、出来ないだろうか?
日常生活で取り入れられることはないだろうか?
そこでまずはフードロスの現状について調査しました!
フードロスとは?
そもそも、フードロスってなに?
○フードロス(食品ロス)とは
なんらかの理由でまだ食べられるものを廃棄することです。
食べられるのに捨てられている・・・
もったいない・・・この一言に尽きます・・・
一体どんな理由があるのか。気になります。
フードロスの原因
食べられるものが捨てられている。
ではなぜフードロスが出てしまうのでしょうか?
フードロスには
●企業、店舗から出るロスを事業系廃棄物
●家庭から出るロスを家庭系廃棄物
の2種類が存在します。
具体的にはこんな原因が。
スーパーなどでの売れ残り
印字ミス等のパッケージ要因
賞味期限切れ商品
料理の食べ残し
皮などの過剰除去
食べ物を腐らせてしまったなど
様々な理由で廃棄されています。
元々食べるために作られたもの
そもそもまだ食べられるもの
色んなものが捨てられてしまっているんですね。
料理の食べ残しとかは知っていましたが、
パッケージ要因となると
中身は全く問題ないのでは・・・
確かに皮は私も捨てている・・・
これだけでもたくさんの気づきがありました。
ではなぜフードロスを減らそうという取り組みが
活発になってきているのか。
そこの部分を詳しく見ていきましょう↓
なぜフードロスを減らそうとするの?
正直、既に食べられなくなったものを
なんで捨てたらいけないの?
と、思う方もいるかもしれません。
腐っていたら食べられない。
その通りだと思います。
でもそれすらなくそうとしているの?
そういう取り組みを国や世界がすすめている理由はたくさんあるんです。
ここでは、4つ紹介します。
① 貧困問題への貢献
みなさん、貧困問題について考えたことありますか?
今SDGsでも取り上げられていますが、
貧困問題は世界中で大きな問題となっています。
世界には食料不足、
満足に食べることができない人がたくさんいます。
約77億人の世界人口のうち9人に1人。
つまり、
8億2100万人が飢えに苦しんでいる
ということになります。
日本は求めれば食べたいものを
すぐに買える人が大多数。
そしてコンビニに行くだけで選択肢がいっぱい。
好きなものを食べることができる。
当り前ではないんですね。
私自身、学生時代途上国に行ったとき、
小さな子供にごはんちょうだい。
と言われたことがあります。
色々考えさせられることはありましたが、
まずは日常でできることから、と思い、
食べられるものはできるだけ食べようという意識になりました。
② 環境問題への取り組み
フードロス、実は環境問題にも繋がっています。
なぜかというと・・・
食品を処分する過程で
CO2やメタンガスなどの温室効果ガスが排出するからです。
生ゴミなどを処分する際、
日本では基本的に焼却処分を行いますが、
その時にCO2が発生。
また、世界では埋め立て処分も行われており、
埋めることによってメタンガスが発生。
聞いたことある方もいるかと思いますが
CO2、メタンガス、
どちらの気体も地球温暖化の原因となっています。
つまりフードロスは
地球温暖化を促進させる大きな原因にもなってしまうんですね。
最近、異常気象多いですよね。
今もすっごく熱いです・・・
長野も昔は涼しい夏の日が多かったですが、
最近はどんどん気温が高くなっている気がします・・・
地球温暖化をすぐに止めることは難しいですが、
1人1人が“残さず食べよう“と意識するだけで
地球温暖化解決に繋がっているんですね。
③ 食品を捨てる=お金を捨てる
これは個人で当てはまることですが、
せっかく買ったものを
食べずに捨ててしまうのはもったいないですよね!
どんな食べ物でもお金はかかります。
それこそ、大昔は食べ物を欲しいときは
お金の代わりに物々交換をして生活を送っていたそうです。
例えば米と野菜を交換。
そのくらい、食べ物は大切ってことですね。
また、食品が食べられるまでの過程で
たくさんのコストがかかっています。
そして、今は捨てるのにも廃棄料金がかかったりもします。
つまり、色んなところでかかったお金を
捨ててしまっていることになります。
④ 人の想いが詰まっている
たくさんの人が関わって
今私たちが食べている美味しい食がつくられています。
例えばカレー。
野菜の生産者、市場へ運ぶ流通、食品の加工。
多くの人が関わっています。
また、家庭では美味しく食べてもらえるよう料理をします。
作ってくれた人、運んでくれた人々の事を
考えると、捨ててしまうのは申し訳ない気持ちになります…。
フードロスの現状~数値で見る~
フードロス、言葉はよく聞きますが、
実際のフードロスの量はどのくらいなのでしょうか?
数字で見ていきましょう。
日本において、
1年間で出たゴミの総排出量は4272万トン。
世界ランキング4位です。
そのうちフードロス、つまり食べられるのに捨てているものは
600万トンと言われています(平成30年度)。
全体のゴミのうち、14%がフードロスなんです!
また、フードロスの内訳は
●事業者から324万トン(54%)
●家庭から276万トン(40%)
比率で見ると事業から出る方が多いですね。
私自身も食品製造業に携わっていますが、
品質基準等も厳しく、思っていたよりも
廃棄量が多いなと感じました・・・
また、おおよそ半分が家庭から出るゴミ。
これは本当に1人1人の意識で減らせるものだと思います。
そして青みかんのように
そもそも知らないから捨てられている
ということもあるかと思います。
少しでも“知らない”を減らせるよう、
食に関することを発信していきますね!
今回はフードロスの現状ということで、
みなさんの考えるきっかけになっていればと思います!
次回は自分たちにできること、
よりみなさんに近い目線から共有できればと思います◎
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