「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」を読んで
こんばんわ、なつきです。
2019年に次男を出産し、育休をとって、私は2020年1月に職場へ復帰しました。ほとんど思い出せないほど、日々は流れ過ぎていきました。復帰して1年ほどしたころ、ふと自分の働き方に疑問を感じるようになります。
老健に勤め始めて約10年。
仕事のやり方に慣れ、職場の人間関係もそれなりにいいし、大きな努力をしなくても、日々をやり過ごすことはできている。けど、シフト勤務で、土日祝、お盆や正月も関係なく勤務になる可能性があって、勤務体形や時間に不満だった。
なんとなくここに居続けることはできそう。
でも、それは本当に私がやりたいことなんだろうか?
このまま、あと20年以上も、同じようにここで働き続けるんだろうか?
モヤモヤを抱えていたところに出会ったのが、八木仁平さんの書かれた「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」です。
こんな人へ勧めたい
やりたいことはよく分からない
今の働き方に悩んでいる
モヤモヤの解決の糸口がほしい
「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」ってこんな内容です」
やりたいことを見つけるための自己理解の進め方の教科書。
自分は何が好きで、どんなことが得意で、どうありたいかを深掘りする、自己を理解するやり方を学ぶことができます。
著者の八木仁平さん自身の経験から、本当にやりたいことをみつけるためには自分を知ること、自己理解が欠かせないんだよというエピソードが印象に残ります。
やりたいことを見つける3ステップとは?
自己理解でやるべきことは3つです。
①大事なことを(価値観)を見つける
②得意なこと(才能)を見つける
③好きなこと(情熱)を見つける
この3つを明確にして、これらを組み合わせていくと、本当にやりたいことと、実現するための手段が見えてくるようになります。
順番が大事、まず大事なこと(価値観)を押さえる
価値観は進み続ける人生の「方向」(目標はチェックポイント)
「~したい」が本物の価値観(べきは偽物)
本物の価値観を見つけ出すには5つのステップがある
価値観を見つけ出す5つのステップは以下の通りです
①質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
②価値観をマインドマップにまとめる
③他人軸な価値観を、自分軸に変換する
④価値観ランキングを作る
⑤仕事の目的を決める
次に得意なこと(才能)に気づく
得意なことは、成果を出すために使える無意識な思考、感情、行動パターン
無意識に自然をやること
自分の成功法則を知る
才能を見つけ出す質問は以下の5つです
①これまでの人生で充実していた体験は?
②最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?
③仲のいい人に自分の長所って何だと思う?と聞いてみてください
④明日仕事を辞めたとして、もっとやりたかったと感じるのはどの部分でしょうか?
⑤これまでの人生で成果がでたことはなんですか?どうやって成果を出しましたか?
これらの質問に答えて、長所をまとめた「自分の取り扱い説明書」を作ります。これが才能(得意なこと)です。
最後に好きなこと(情熱)
好きなことは、興味、好奇心を感じる分野
好きなことを見つけ出す質問は以下の5つです。
①お金を払ってでも勉強したいことはありますか?
②本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?
③これに出会えて「良かった」「救われた」と思える分野、ジャンル、ものはありますか?
④これまで生きてきた中で「お礼を言いたい仕事」はなんですか?
⑤これまでの人生で世の中に対する怒りを感じたことはありますか?
本当にやりたい事を決断する2ステップ
ここまでで、価値観、才能、情熱を掘り下げてきました。
自己理解の3本柱の組み合わせ方、やりたいことへ導くステップは2つ紹介されています。
①好き×得意で「やりたいこと」の仮説を立てる
②「仕事の目的」でやりたいことを絞る
以上、「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」を紹介しました。
このnoteを書いているときはkindle Unlimitedの対象でした。
私の変化
質問にひとつずつ答えるうちに、自分は何を考え、どう生きてきて、これからどんな風に生きていきたいかに向き合うことができました。
自分のことを深掘りして、どうありたいか(価値観)を言葉にすることができるようになっています。価値観が定まったことで、作業療法士としての仕事への向き合い方をポジティブに捉えられるようになりました。
自分の得意や好きを活かした働き方も試行錯誤、これからも模索していきたいと思っています。
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