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【旅レポ】秋田にひとり旅してみた【2日目】

旧友・さかちんからのSOSを傍受して行った秋田の旅レポ2日目です。

1日目はこちらからどうぞ。

2日目も写真が多いのでスクロール長いですが、本文は2,400文字です。


さかちん、悪運を発揮する

なんか気持ち良いなと思いながら起きたら挿入されてた、という爽やかな目覚めで起床。
相変わらずあっちのほうだけは元気で何より。

支度を整えてから、さかちんの車(社用車)でブランチをしにお店へ向かいます。

「日本で一番美味しいハンバーガー」と豪語する人もいるほどで、私はとても楽しみにしていました。
が。

オーマイガー

まさかの臨時休業。
「これ絶対俺のせいだ…。凛さんごめんなさい!!」と謝るさかちんを宥めつつ急いで周辺のお店を検索しました。

徒歩圏内かつ食べログで高評価のイタリアンを見付けたので急行。
お腹が空いて死にそうなんだぜ。


ブランジーノ アキタ

秋田出身でイタリアでの修行経験もあるオーナーシェフ・鈴木一矢さんが地産地消にこだわって作り上げたお店です。
温かみがあり活気に溢れながらもうるさく感じない、そんなアットホームなトラットリア

ランチメニューの中からパスタセットを注文しました。

すぐ飲んじゃう


前菜3品

私は「店の価値は前菜で決まる」と思っています。
事前に大量に仕込んでおくからこそ、下拵えの丁寧さが如実に現れやすいのです。
その意味でこのお店の前菜は完璧でした。

塩味・甘味・酸味のバランスが整えられた3品は、これ以上足す必要も引く必要もないパーフェクトなプレート。
「こちらは秋田県産のトマトを使ったマリネです」など、産地と料理をセットで説明してくれるのも好印象です。


秋田県産茄子のトマトソースパスタ

パスタの茄子が信じられないほどトロットロ
こんなに美味しい茄子のパスタを食べたのは初めてです。

感動しながら食べていたら、ブラウスにトマトソースを飛ばすという失態を犯しました。
あーやっちゃったーとおしぼりで服を拭き始めていた時。

「お客様、どうぞこちらをお使いください」

なんと、気付いたスタッフの方がすぐさま新しいおしぼりを持って来てくれたのです!
目配りの行き届き方が神レベル。

最後にお会計を済ませて店を出ると、先程のスタッフの方がお見送りをしてくれました。

「ありがとうございました!またお待ちしています!」

県産の食材をふんだんに取り入れながらもイタリアンの伝統的なベースを崩さず、味に妥協しない姿勢。
ランチの忙しい時間にも関わらず、わざわざ店先へ出て笑顔で挨拶をするホスピタリティ。

夏木凛的2023年外食ランキング暫定1位です。

秋田にお越しの際はゼヒ一度お立ち寄り下さい。
自信を持ってオススメします。
ご馳走様でした。


頑張れさかちん

午後から仕事に行くというさかちんに途中まで送ってもらうことに。
大したことはしてあげられなかったけど、少し元気になったようでホッとしました。

「凛さんありがとうございました。この2日間の思い出だけでしばらく生きていけます」
「また大げさな…。まぁ頑張りすぎないように頑張って」

最後にほっぺにチューして笑顔でお別れ。
さかちん、次に死にたくなったら東京に戻って来い。
焼肉ごちそうするからな!

さてひとりになったところで次なる観光場所へ向かいます。


赤れんが郷土館

旧秋田銀行本店として明治45年に完成した建物で、役割を終えた現在は明治の貴重な洋風建築と秋田の歴史を伝える資料館となっています。

豪奢な作りの天井


蝶が美しい


ちょっと銀細工欲しくなってきた

ホールの吹き抜けは銀行というよりもダンスホールのような豪華さ。
こういう明治特有の「我が国にもヨーロピアンの風を!」という気合いの入った建築物、大好きです。


秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)

ねぶり流しとは秋田伝統の祭りで竿燈かんとうまつり」と呼ばれます。

秋田竿燈まつり

提灯が付いた竿を身体の一点で支える技が披露され、一番大きいもので長さ12m・重さ50kg。
もう曲芸の域です。

!?

50kgを乗せるとか秋田男子はどれだけ腰が強いんでしょうか。
秋田産男子の腰つきを体験できなかったことが悔やまれます。


江戸時代からやってます


リアル太鼓の達人を発見

観光って名所旧跡とか絶景を見に行くのがスタンダードなんだと思いますが、インドア派ゆえ美術館や郷土資料館ばっかり行ってます。
ま、こういう旅の形もあるってことで。


夜間飛行

夕方にリムジンバスで秋田空港へ移動し、お土産を物色してから飛行機へ乗り込みました。
すると、なんだかCAさんたちがバタバタしている様子。

うーん、トラブル?と思っていたらひとりのCAさんが私の席へやって来ました。

「失礼いたします。わたくしチーフを務めております牧田と申します。ただいま出発の準備に少々お時間を頂戴しておりまして、あと5分程かかる見込みです。お客様におかれましてはどうぞお寛ぎになってお待ちくださいませ」

どうやらクラスJの乗客全員に挨拶をして回っているようなのです。
ほぼ毎回クラスJに乗ってますが、こういう挨拶は初めてだったのでビックリしました。
牧田チーフすげぇ。

その後飛行機は無事に出発し、念願のコンソメスープもゲットしました。

蓋が紙製に変わってた


私は夜に飛行機に乗るのが好きで、特に旅の帰りに東京の夜景が見えてくるとワクワクします。

新宿

あぁ、帰ってきたーと実感するのです。
今回も良き旅でした。


お土産

夫から頼まれていた「あつみのかりんとう」と「いぶりがっこチーズ」を無事ゲット。
秋田県産のカボチャで作っている「パンプキンパイ」と秋田ふぐを使用した「オイル漬け」も。


地産地消を心がけたい

noteにひとり旅レポを書き始めたのは去年の6月からですが、振り返ってみると地産地消が出来ていないことに気付きました。

青森の男は大阪産。
神戸の男は東京産。
静岡の男は大阪産。
秋田の男は東京産。

全然地場産じゃない。
東京と大阪を食い荒らしてるだけ。
これはSDGsの観点からもよろしくありません。

というわけで来年こそは地産地消を目指してその土地出身の男子に出会えることを願いながら終わります。
以上、秋田旅レポでした。


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