🇮🇳世界一周ひとり旅の記録day24inインド〜念願のタージマハルへは険しい道のりだった〜

day24
(2024/08/01)

寝台列車で朝8時頃にアグラへ着いた

お世話になったバラバラとララにお礼を言い
またひとり旅に戻る

さて、駅を出て、お決まりのリキシャの襲撃に遭う

1人に乗らないって言ってるのに、どうして5台も10台も次々に集まってきて囲うのだろう

1人に乗らないと言っているのだから、他に乗るわけねえだろ笑

しかも金額も安い額を提示するわけでもない
なんなら高めの額を言ってくる

バカなのかな？笑

ウーバーでリキシャを呼び
荷物をホステルに置き、早速観光に出る

アグラにはいくつか観光スポットがあるのだけど、

1歩歩くごとに客引きが群がることに疲労困憊

私はタージマハルとアグラフォートだけ見学することにした

インドの主要な観光スポットのチケットは事前にオンラインで購入できる

私は現地で買えばいいかな〜と思っていたのだけど、バラバラからオンラインで買っておいた方がいいよ！とアドバイスがあったので、電車の中で購入しておいた

タージマハルへの入場料は内部観覧も含めて
1250ルピー
アグラフォートへの入場料は
550ルピー

オンラインでチケットを買っておいたのは大正解だった

インドの象徴、世界遺産であるタージマハルですら、詐欺が横行している

しかもオフィシャルな職員も黙認状態

タージマハルの敷地に、しかもチケット売り場内に彼らはオフィスを構える

まず、タージマハルは敷地がとても広く、建物の敷地に入る前も公園？のようになっている

その公園からタージマハルの入場ゲートへ行くまでに無料のモーターカーが行き来している

それに乗って出発を待っていると

観光ガイドの襲撃にあう

世界中、どこの国でも有名なスポットでは恐らく、個人のガイドが沢山うろついていて

ガイドをする、と寄ってくるのはよくあること

でもこれは、ガイドは不要です、と一言断れば、大概は去っていく
(勝手にガイドされて、最後にチップを求められることもあるけど…)

しかし、インドはしつこさが違う

ガイドはいらないと言っているのにずーーーと付き纏い、どうしてガイドが必要なのか説明しだし、日本人の友達沢山いるとかいい出したり、意味のわからん説得が始まる

しかも一人にいらないと言っているのに、どんどんガイドする、という人間が増えていく

バカなのかな？笑

金額も様々

私は始めから、ガイドはいらない！！と強く言っていたものだから500ルピーからスタートした

それもだんだん400、300、と下がっていく

100までいったらいいか、と思ったけど、100は無理みたい笑

ここで、注意しないといけないのはガイドの嘘に騙されないこと

ガイドがいないと内部で写真を撮れないとか、行けない場所がある、とか自分は政府の人間だから信用できる、と免許のようなものを見せてくる

・写真はガイドなしで撮れます
ただし、三脚や自撮り棒等での撮影は不可

・行けない場所はありません
チケットさえあれば、全て見れます

・免許は本物か偽物か分かりません笑

なんとか人数が集まって、モーターカーが出発

チケット売り場前で降ろされる

私はオンラインチケットを持っているからそのままゲートの方へ向かうと

ヘイ！！！こっちだよ！！

叫び声を上げる男

あ、絶対ダメなやつだ

無視してゲートへ行くと

オンラインチケット？

と追いかけてきて尋ねてくる

そうだよ、だからほっとけ、というと

オンラインチケットもまずチケット売り場へ行く必要がある、と言ってくる

あ、そうなの？ここで確認するの？と思い

一旦チケット売り場へ向かった

するとチケット売り場の奥のカウンターへ連れて行かれ、その男に超丁寧にチケットの確認をせがまれた

カウンターもちゃんとしてるし、あ、はい、と思いスマホ画面を出す

カウンター内の人間がチケットを確認し、タージマハル内に入る時のシューズカバーと水をくれた

なんだ、ここがチケット確認エリアだったんだー、と思い、今度こそゲートへ向かおうとすると

ここまで連れてきた男にタージマハル内での説明をするから待って、と

カウンターのすぐ横に大きなパネルがあり、その内容を説明し出した

まあ、一般的な注意書きだった

そして、ガイドがいないと撮影等ができないと言い出し、

はい、はじまったーーーと思った

男の言葉を遮り、ガイドとかいらないから、というと

既視感のある政府の人間だという証明書を出し、自分は他のガイドとは違う、という

うんうん、これね、さっきも他の奴に見せられたよ、というと

あいつらは偽物、僕は本物の政府の人間だ、と、

あっ、そうなの？でもガイドはいらないんだーと逃げようとすると

あなたのチケットは午前の部ですよね？今日は木曜日で、明日の金曜日はタージマハルがお休みの日です。だから内部はとても混み合っている。タージマハル内に入るには長蛇の列に数時間並ぶ必要がある。その間にあなたのチケットは無効になります。でも、私と行けば、それらの列に並ぶ必要なく、スムーズに観光できる。

という。

ガイド共の話を聞くのに疲れて、タージマハルの見学も嫌になっていた頃だったから、最悪見れなくてもいいや、とガチで思い、

それはそれでいいから、と逃げようすると

goproの三脚を見て、これは持って入れない、ゲートで警官に没収される、没収されたら奴らは貴方に返却しない。私たちのガイドをつければここのクロークを使う事ができる。そうした方があなたのためだ。という

いや、今更あんたが何を言ったって何も信じられないわ、と思ったし、いい加減、こいつに付き合うには我慢の限界だった

思いっきり睨みつけて、他の話は無視し、その場を振り切った

ちなみに、こいつのガイド代は普段は2000ルピーだけど、1000ルピーでいい、と言っていた

ゲートに行くと、改札のような、バーコードやチケットをかざして中に入る入場口があった

スマホ画面のQRをかざす事で中に入れた

完全にさっきの30分は詐欺物語の鴨だった
めちゃくちゃ腹が立った

そこから荷物検査がある、さすがに三脚は持ち込み不可だ、とひっかかった

すると、内部の警官が持ち物を無料で預けられるクロークまで案内してくれた

なんだ、オフィシャルなクロークあるじゃん、とまた腹が立った

預ける時に警官から、お金を払う必要はないからね、と念を入れられた

オフィシャルなクロークですら、不要な金をふんだくってるんだ、と思った

色々あったけど、無事1銭も無駄にせず、内部へ入れた

観光客のほぼ全てにガイドがついていた
みんな、あんなこと言われたらガイドつけちゃうよね…と心底同情した
(普通にガイドを付けたくて付けてるのかもだけど笑)

ガイドを振り払うネタを書いたけど、ガイドが嫌な訳ではない

やはりどこに行っても、知識がないと、建物の凄さは分かっても歴史や用途なんかは分からず、ほへ〜、と終わってしまう

ガイドがあると、より一層その場のことを知ることができ、より一層楽しめる

私が嫌なのは嘘をつたり騙したりするから嫌なの

タージマハルではガイドをつける気はなかったから、全て断ったけど、執拗な営業をしたりせず、相応な価格でガイドをしてくれるのなら、お願いするよ

タージマハル見学前にヘロヘロに疲れた

それでも目の前に鎮座するタージマハルには感動した

と、同時にどこにも列なんてなく、むしろ空いていて、またイライラした笑

空気が悪く、どこも霞んでいるインドだけど、タージマハルの敷地だけは空気が澄んでいた

あまりにも白く輝いていて、本当に目が開けられないほど眩しかった

お墓としては豪華すぎて、建物としてはこんなもんか、と感じた

内部は厳かな空気を感じた
ああ、やっぱりお墓なんだ、と強く感じた

タージマハルに入るまでのインパクトが強すぎて、タージマハルの見学はささっと終えてしまった

クロークに預けた三脚を取りに行くと、しっかりチップを求められた

その窓口の横と上にはしっかり”DO NOT PAY A FEE”と書かれていた

チップと料金は別なのか、と思ったけど、生憎、少額のお金がなかった

タージマハル前の売店でも客引きの嵐

商人もリキシャもノーって言っているのに、みんなしつこい

ずっと付きまとう

だからだんだんリキシャとかの声かけにも無視するようになっていた

バラナシでは無視をすれば大概追っては来なかった

アグラでは無視をしても、おい！聞いてんかよ？！おい！！みたいにずっと後ろから怒鳴らる

ヒンディー語でも怒鳴られるけど、暴言吐かれてるのかしら笑

ノーって言ったって執拗に責められて、無視したって怒鳴られて、

インドでは心がもたない

せっかく街並みも綺麗で、いい人だって沢山いるのに、一部のこういう人たちによって印象が悪くなってしまうのは勿体なさすぎる

私はインドは嫌いでもないし、好きにもなりきれない

だけど、なぜかまた訪れる気がする

タージマハルからアグラフォートまでは徒歩約40分

リキシャの交渉が憂鬱で、UBERもなぜか機能せず、歩くことにした

大気汚染がひどすぎるせいか、歩く人はほぼいない、それか運動をしないのかな

肥満が多いし

アグラフォートでもガイドとリキシャが群がる

もう色々疲れちゃって笑顔も出なかった

アグラフォートとはタージマハルの建設を促したシャー・ジャハーンが息子により幽閉されていたところ

豪華な作りに感動した

隠し部屋のようなところあったり、

テラスにしても大理石でつくられ、仕切り等のデザインがアラビックな感じであったり、とってもおしゃれ

壁のデザインもおしゃれで、今まで私が見てきた建造物とは全く異なるタイプのデザイン

当時はインテリアとしてここに水が流れていたのだろうな、というところには細かな細工があった

アグラフォートから眺めるタージマハルはなんだか切なく見えた

アグラの街にどどどーーーんと建っているアグラフォートには権威を感じた

ここで生活が営まられていたと思うとロマンを感じまくる

インドではなぜかアジア人が人気らしい

何人もの人に一緒に写真撮影をお願いされた

こんなブスなただの凡人に…なんとも言えない気持ちだわ笑

一通り見学をし、お腹が空いた

ちょっとお高めなレストランへ向かう

Taji view restaurant

ルーフトップでタージマハルを一望しながら食事ができる

先客がいていい席には付けなかったけど、料理は最高だった

本当の名前は忘れたけど、バターチキンカレーなるものとロティを2枚を注文

チキンがジューシーでびっくりした

カレーは辛さを抑えてもらったので食べやすく、日本のインドカレーよりも、もっとドロドロしていて、いろんなものが溶け込んでいるように感じた

本場のバターチキンカレーは全然違う

世界一周を始めて、1番高額なご飯だったけど、日本での食事を考えたらめちゃ安い

店を出たら鳥のフンが首に落ちた

言葉にならない笑

たまたま通りかかったスリランカ人の男性が拭いてくれた

宿まで歩いて20分

早くシャワーを浴びたくて仕方がなかった

手にもついてしまったため、動画を回したくても回せない状況だったのだけど、

宿までの道のりがすっごく素敵な場所だった

細く迷路のような道がいく通りにも続いてる

様々な形、色、中にはレンガ作りの家が凸凹にくっついて道を作っている

どの家も窓が大きく開いておりカラフルな洗濯物がなびいている

子供がとても多い

みんな私を見るたびに元気にハローといい通り過ぎていく

アラビックなヨーロッパって言ったらいいのかな

カラフルな建物の間の石段作りになっている道を子供達が駆けていく姿が脳裏に焼き付いた

牛やニワトリ、ウリボーまで放し飼い、馬はちゃんと繋がれていた

ここでは大人も子供もみんなが温かかった

笑顔が沢山あった

インドは騒々しいところが多いから、ふとした瞬間に現れる、のどかな光景や場所に心がとっても安らぐ

裏道を抜けたらすぐ宿だった

レストランの店員さんもホステルの従業員もホステル近くの地元民向けの商店のおっちゃんもみんな親切ですっごくいい人達

嫌なことが沢山あっても、良いことが少しでもあれば1日良い日だ！

インドでは1日の間で色んな感情に出会う

そんなところもインドの魅力なのかしら

おわり