続けるとは、意思を持つこと
働き続ける。人と付き合い続ける。
何事も、やり続けるには、意思を持ってやらないと、続かない。
勝手に続く、ということはなく、必ずそこには意思が必要だ。
「長続きの秘訣は何ですか?」
会社の先輩と焼肉を食べながら、奥さんと別れず、家族として続く理由を聞いた。
「意思を持つことだろうね」。
間髪入れずに、答えが返ってきた。
「なんとなく続く、はない。常に意思を持ってるから、続く。一生一緒に添い遂げる、何かあったら、初心に帰ることを忘れない、という意思かな」。
物事の真理だと思った。当たり前だけど、意外と難しい。
人間関係に限らず、何事もこのマインドが本質だと感じた。
「なんとか続くだろう。なんとかなるだろう。」という気持ちは、自分と、相手や物事への甘えでしかなかったのだ。
きっと来年もこのまま続くだろう。きっとこれからもこうなっていくだろう。だから、このままなんとなく続けばいい。
私は、頭でいつか終わりがくるものだ、と理解していて、心のどこかで永遠は存在する、と思っている。
それは、自分にとって都合の良いことは「永遠」と信じ、都合の悪いことは「いつか終わる」と願っているからだろう。なんて自分は身勝手な人間なんだろう。
そう思えば、続けたくない人間関係については、自らのアプローチを控えたり、続けたいと思うときは、多少つらくても自分のその先を見据えて頑張ったり。
続けるとは、意思を持つこと。
私はこうしたい、こうする、という強い意思を持ち続ける人生でありたい。