フィードバックは、自分が想像もつかないことを伝える。
私の会社は、フィードバックが日々行き交っている。
営業ロープレや営業アポおわり。なにかプレゼンテーションしたり、イベントを開催したとき。提案書を作成したとき。日報。などなど。
その際に、必ず「GOOD」(よかったこと)と「MORE」(もっとこうしたらよくなること)を伝える。
自社の採用のときも、選考学生にその場で「GOOD&MORE」フィードバックを伝えて、次回に活かしてもらう。
フィードバックが何よりもの成長の糧になる、と私が信じて止まない「アウトプット大全」(樺沢紫苑著)には書いてあるが、最近、そのフィードバックの内容こそが、その人の成長・自信へのすべてなんじゃないかと思う。
今の会社に限らず、学生時代のときも、いろんな人にフィードバックをもらってきた。
仕事、就活、勉強、受験、習い事、友人関係、趣味・・・
その際に「素直に聞けるフィードバック」と「納得できない(参考にしたいと思わない)フィードバック」があった。
その違いは、自分自身の素直さにあると思っていたのだが、最近フィードバックする側にも立つことが増えてくると、人は、「自分が想像もつかなかったこと」をフィードバックされたとき、人は素直に聞き入れ、感動し、深い気づきを得、成長するんだと気づいた。
自分自身が既に自覚していることを、あらためてフィードバックしてもらうことはもちろん重要だが、それ以上に、フィードバックする側は「相手が想像もつかなかった視点」で伝えると、受け取り手は素直に受け取れるんだと思う。
私なんかは、「わかってるよ!自覚済!」ということを毎日フィードバックされると、なんだかむしろ逆をいってみたくなる(笑)
想像もつかなかった視点。
きっと、フィードバックによって新しい世界を見せられた瞬間、人は自分の成長の幅や可能性を感じて、ポジティブにとらえることができるんじゃないかな、と。
そして、何よりも重要なのは、その新しい世界を教えてもらうために、自分自身が全力を尽くす。
ラクに新しい世界は見せてもらえない。
そう思うと、Mっ気のある私は、また今日もがんばろうと思える。
フィードバックがある世界に、感謝。