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子育ての処方箋

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子どもが癇癪を起こす理由

小さい頃の長男は癇癪持ちで、何か気に入らないことがあるといつも地団駄を踏んで、顔を真っ赤にして怒っていた。 最近、どこかで見かけた専門家と思われる人の記事に というようなことが書いてあり、そういう見方もあるのねえと思った。 あくまで自分の子どもを育ててきた経験からの気づきにすぎないけど、私は癇癪を起こしたり、地団駄を踏む子の内面にはとてもエネルギッシュな創造性が宿っていると思う。内面に広がる豊かな世界に、言語が追いついてないだけだけなんじゃないかなあと。 小さい頃の彼

2024年冬至

11月に引っ越しをした長女。同じく10月末に引っ越し、新たな仕事をスタートした長男。ようやく長女の新居と長男の職場を訪問することができました。それぞれの新天地で楽しそうにやっている様子、何よりです。 昨日は次女も一緒できょうだい全員集合。まあ、それぞれによう喋る。もれなく私も子どもたちの近況を聞きつつ、自分のことも喋ってすっきり。 22歳で結婚して23歳で母となり、いつの間にか上の2人はその頃の私の年齢を通り過ぎた。子どもたちからは「この年齢で親になってたとか信じられん」

子どもに「なんでやらないの?」って思うとき

親と子どもは鏡のような存在。 もし子どもに「なんでちゃんとやらないの!」とか「あなたは口ばっかりなんだから!」と言うことが増えているなら、それはもれなく、親である私たちがやるべきことをやってないってことだし、口先ばっかりで行動していないってことなんだろうと思います。 もちろん心から「子どものことを思って」言っているときもあるのかもしれない。でも、少なくとも私の場合、子ども(や夫)への不満や小言が増えるときは、間違いなく自分自身を何かしら大事にできていないとき。 大事にで

子育てをラクにする処方箋 ~数秘術で見つける、ありのままの子どもの使命~

いま、しんどい時期の人へ。 数秘術を使ってメッセージを読み取り、トンネルから抜けだす「お守りの言葉」を手渡します。 セッションを受ける時間がなかなかとれない、じっくり何度も読み返したい方のための処方箋(鑑定シート)です。 作成後、PDFデータでのお届けとなります。 子どもたちが持って生まれた使命や存在意義。それを親が理解し寄り添うことで、子どもたちは自分という存在に安心し、成長していけるのかもしれません。 数秘術を活用してお子さんの本質を探り、その子のありのままを受

子どもの話を聴いてあげられるようになりたい

12年くらい前、子育てにコツのいる子ママで集まる会なるものを主催していた。2年ほど続けたあと、なんだか疲れてしまってクローズ。 子育てに奮闘しているママたちが、ちょっとでも本当の気持ちを吐き出せる場所があるといいなという思いからスタートさせた会だった。ママたちが、言葉にならない思いを言葉にすることを、私なりに意図していたと思う。 今思うと、私自身がまだまだ「誰かに話を聞いてもらう」ことを必要としていた時期だったのかもしれない。参加してくれるママたちの話に耳を傾けるだけじゃ

子育ての悩みの裏には「先の見えない不安」がいつも横たわっている

子育ては喜びもたくさんだけど、悩むことも多いですよね。子どもの気持ちがわからなかったり、どう接すればいいのか迷ったり。そんなとき数秘術が役に立つって知っていましたか? 数秘術では、子どもの生年月日と名前から、その子の持って生まれた性質や得意なことがわかります。 たとえば数字が「3」の子どもは、表現力が豊かでクリエイティブ。一方で繊細で傷つきやすいところもあります。「3」の数字を持っているうちの息子も、とてもクリエイティブですが、小さい頃は表現したいものをうまく形にできずに

ゆっくり育つ、ゆっくり育てる

性格的にはせっかちなところがあるし、行動も前のめりなんだけど、こと自分自身が育つこと、子どもを育てることに関してはのんびりゆっくりだ。 頭はせっかち、体はのんびり。 行動は前のめり、具現化はゆっくり。 なかなかに葛藤が起きやすい組み合わせ。この葛藤は数秘術の数字からも見てとれる。 体ののんびりさを頭は嫌がるし、ゆっくりしか具現化していかない様子を思考は腹立たしく思うんだけど、 気づいたらできてたね。 気づいたら大きくなってたね。 気づいたら咲いてたね。 っていうのを

「私ばっかり頑張っている」は本当なのか

私が子どもたちのことで悩んでいるとき、夫に相談すると「そっかー。でも俺はよく子どもたちの気持ちがわからないんだよねえ」という答えが返ってくることが多くて。 当時の私は「私ばっかり頑張っている」と思い込んでいたから、「子どもたちの気持ちがよくわからない」と、あっけらかんと言う夫に対して、なんて無責任な人なんだ、なんて子どもへの愛情が薄い人なんだと、ぷんぷん怒り散らしていたことを思い出します。今となっては、ほんとゴメン、な案件。 でも周りのママたちの話を聞いていても、少なから

ないものはないのだから

高2次女、ただいま進路についてのお悩み真っ最中。 いろいろ話をしてくれるから、それを聞いて、あーでもないこーでもないとおしゃべりするのだけど、大学進学をしていない私(最終学歴は専門学校)にとって、大学受験は未知の世界。 悩んでいる姿を見ると、なんとか助けになりたい気持ちが生まれてくるけれど、同時に私にアドバイスができるわけがないよなあとも思う。だって自分の中に素材(経験や実績)がないのだから。 こんなとき、やってしまいがちなのは、インスタントな情報を取り入れて、さも自分

「もう○歳だから」は世間の神話

今月半ばから来月にかけて、子どもたち関連のことで少しバタバタしています。 上の2人は成人していて、末っ子は高校生。もう子育てはそろそろ終わりという時期ではありますが、子どもたちが大きくなろうが、親が年齢を重ねようが、やっぱり子どもは子どもで、親は親なんだな〜と。 もう大きいんだから、親が手を出さなくていいのに。そう思わなくもないけど、やっぱりできることはしてあげたいと思う自分がいるんですよね。やりたくないならやらないけど、やりたいからやる。 逆に、子どもたちから「そのサ

「この子はちゃんとした大人になれるのか」

2学期が始まって1ヶ月。いろいろなところで「子どもが学校を休みがちになっている」「行かなくなって数週間が経つ」などの声を聞きます。 子どもたちの気持ちもそうですが、そんなお子さんを見守っている親御さんの気持ちを思うと、私の古傷が疼き、鼻の奥のほうがツーンとしてきます。 長い期間にわたって“不登校の親”を経験してきたけれど、どれだけ長い時間が経っても、どれだけ子ども3人分の経験をしてきても、なかなか反応はなくなりません。 子どもたちの足が学校に向かなくなったとき。私の中に

子どもの悪いところばかりが目につくとき

「子どもの悪いところばかりが目につく」というママのお悩みにこたえたこちらの記事。ちょっと長くなっちゃいましたが… これに付随してもうひとつ書いておきたいことがあって。 Aさんは「子どもの悪いところばかり目につく」と言っていましたが、それを図で表すとこんな感じになります。 水色のボールが「ありのままのその子」だとして、今、Aさんが見ているのは濃い水色の部分です。ここを見て「あれがダメだ」「これが悪い」と思っている状態。 図のように、実は濃い水色は全体のほんの一部に過ぎな

人の悪口ばかり言うママ友がイヤ!

学生時代からの友人でもなく、一緒に仕事をする仲間でもない。だけど思った以上に一緒に過ごす時間が多いのが「ママ友」という存在。 子どもを通じて知り合う相手なので、自分と気が合うかどうか以前に、なんとなく付き合うことになったということも多いのではないでしょうか。習い事を通じて知り合ったママ友だと、習い事の日のたびに、あるいは週末のたびに顔を合わせることもあるのかもしれません。 あるママ(Aさん)は、ママ友(Bさん)のこんなところにモヤモヤしているそうです。 周りの人を悪く言