2017年1月期 TBS火曜ドラマ「カルテット」より、心に残った台詞をまとめました。
*鑑賞時に書き起こした台詞を記録しているため、表記や文言は脚本と異なる場合があります。恐れ入りますがご了承いただけますようお願いいたします。
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第1話
レモンするってことはさ、不可逆なんだよ
第1話で4人が初めて食卓を囲んだ時の会話です。
カルテットといえば、最も有名なのがこの"からあげレモン"のシーンかもしれません。
この会話が好きすぎて、すべて書き起こしました(笑)
好きなことで生きていける人にはなれなかったんです
「余命9ヶ月のピアニスト」と肩書を偽り演奏をしながら全国をまわっていたベンジャミン瀧田。
その正体を知る真紀は、彼が演奏をしていたライブレストラン・ノクターンにそのことを告げ、結果的に彼はクビになることに。
彼の代わりに自分たちが演奏出来ることになったという経緯に対してもやついていた他三人と真紀の会話です。
夫婦って別れられる家族なんだと思います
真紀が自分の夫のことを話した時の言葉です。
レモンかけちゃったからあげみたいに
真紀が夫が失踪したことについて初めて三人に話した時の言葉です。
愛してるけど好きじゃない
以前偶然居酒屋で遭遇した夫。
真紀にその時に聞こえてしまった、夫と夫の後輩との会話です。
何かが欠けているやつが奏でるから音楽になる
ノクターンでの初演奏を控える四人にアルバイトの有朱が伝えた、かつてベンジャミンが言っていたという言葉です。
どうして曇ってると天気悪いって言うんですかね
家の窓から外を眺めながら、すずめが言った言葉です。
第2話
昼から食べる餃子とビールは人類の到達点
餃子が好きかと別府に聞かれた真紀が答えた時の言葉です。
好きな人には好きって言わずに会いたいって言うでしょ
有朱とのLINEに脈が無いと言われた家森が、真紀とすずめに言い返した時の言葉です。
言葉と気持ちは違うの
「行間」について、三人に説明した家森の言葉です。
質問に質問で返す時は正解らしいですよ
別府とすずめ、二人でコンビニに向かう途中の会話です。
時の流れに身を任せた愛人は
既婚者に片想いをしていると話した別府に真紀が言った言葉です。
悲しいより悲しいこと
ある日偶然カラオケ店で集まったことから発足したカルテット。
それは別府が仕組んだことであったことを知った真紀が、言った言葉です。
いなくなるのって、いないってことがずっと続くことです
以前から真紀のことを認識しておりカルテットの出会いも実は仕組んでいたということを打ち明け、真紀に告白をした別府。
それを受けた真紀が別府に言った言葉です。
人を好きな気持ちって勝手にこぼれちゃうもの
すずめと真紀、二人きりになった時の会話です。
第3話
大人は誘惑してください
告白が苦手だと話すすずめに、有朱が誘惑の方法を伝授した時の言葉です。
昨日ボーダー着てる人と会う時じゃないですか?
ボーダーのトップスが被ってしまった別府と真紀。
慌てて別府が着替えに行った間に、家森が言った言葉です。
泣きながらごはん食べたことある人は、生きていけます
父が危篤となり病院のそばまで行ったものの、結局会いにいくことが出来なかったすずめ。
真紀に連れられて行った蕎麦屋での、二人の会話です。
じゃあ、そうだね、ずっと一生、一緒にいてねって。
蕎麦屋でごはんを食べた後の軽井沢までの帰り道、真紀が運転する車の後部座席で、すずめが話したことです。
第4話
元気があったら人は結婚なんかしないでしょ
元妻・茶馬子との馴れ初めを三人に語った時の家森の台詞です。
婚姻届けは呪いを叶えるデスノート
結婚して離婚し子供もいるという過去を明かした家森の言葉です。
妻と猫とカブトムシいて
元妻・茶馬子との再会前、緊張しているのかとすずめに聞かれ、答えた家森の言葉です。
毎日思ってたからね、子どもに戻りたいって
家森がすずめに元妻との離婚の経緯について話した時の言葉です。
いつ離婚終わるの?
家森が茶馬子から奪うように誘拐して一晩を共に過ごすことになった息子・光大に、眠る直前に言われた言葉です。
子を鎹にした時が夫婦の終わる時や
諭高と再会した茶馬子が、苛立ちながら諭高に言った言葉です。
愛しくて愛しくて虚しくなります
真紀の自宅にて、夫をいつまでも待ち続ける真紀に、別府が言った言葉です。
第5話
みんな嘘つきでしょ?
有朱がマキに夫のことを聞き出そうとした際に言った言葉です。
第6話
気付いた時には無くなっていたから
夫・幹生を殺したのではないかと真紀のことを疑う幹生の母・鏡子に、何があったのかと聞かれた真紀が言った言葉です。
恋をしてる頃は特別な人だって思えたけど
結婚してから少しずつすれ違っていった真紀と幹生、二人のすれ違うモノローグです。
恋に落ちて結婚したんだから頑張らなきゃって
結婚前と後とで真紀への気持ちが変わり、それでも夫婦を続けようと葛藤していた幹生のモノローグです。
なんで一日に三回もご飯食べるのって言われたことないでしょ?
偶然病室で真紀の夫・幹生と隣になった家森が、幹生に言った言葉です。
気が付いたら彼が家族じゃなくて片想いの相手になってて
真紀と幹生。すれ違う二人のモノローグです。
結局二人は話をすることが出来ず、涙を隠そうと真紀が家を少しの間出た隙に、幹生は家を出て行きました。
第7話
欠点で繋がってるの
夫・幹生と東京の自宅に戻った真紀が、カルテットの仲間たちのことを語ったときの言葉です。
幸せになってほしいって思ってる
この会話を交わした二人は、最後におでんを一緒に食べ、結婚指輪を外し、離婚届を提出しに行きました。
その足で幹生は警察へ出頭。
真紀は最後に幹生と握手をし、警察署へ入って行く幹生を見送りました。
よくわかんなくて、楽しかったの
幹生から以前もらった詩集を手に、真紀がすずめに話したことです。
真紀はその詩集を暖炉に投げ入れ、二人はリビングで演奏をしました。
第8話
へえを生まないで
魚が釣れず何か面白い話をしようとなり、見た夢の話を始めた真紀・別府・すずめに、家森が言った言葉です。
好きだってこと忘れるくらいいつも好き
別荘で暮らし始めた頃、いつも飲んでいるコーヒー牛乳を好きなのかと別府に聞かれたすずめが言った言葉です。
人を査定しに来たの?
別荘の査定にやってきた弟にカルテットの仲間をダメ人間だと言われた司が、静かに怒りながら言った言葉です。
エプロンかけてくれるの
アルバイトを始めた不動産屋の社長・根本に、好きな人について話をした時のすずめの言葉です。
すずめは、真紀と別府がうまくいくように、あれこれと画策します。
片想いって一人で見る夢でしょ?
自分の気持ちをごまかしながら真紀と別府をアシストしようとするすずめに、家森が言った言葉です。
ひとりひとり、ちょうどいい場所ってあるんだと思います
演奏会を鑑賞した帰り、ノクターンで食事をしていた時の二人の会話です。
行かなかった旅行も思い出になるじゃないですか
すずめのアシストで別府と真紀が二人で出かけた日、家森に片想いのことを言われたすずめが言った言葉です。
ことにして、みんな生きてんの
別府に片想いするすずめと、すずめに片想いする家森。
二人の会話です。
二人で出会ってたらまた違ってたかもしれないけど
別府から告白された時の真紀の言葉です。
第9話
僕は皆さんのちゃんとしてないところが好きなんです
別荘を売らなければならないかもしれないと別府から聞いた三人が、そろそろちゃんとしなきゃと就職などを考えた時、別府が三人に向かって言った言葉です。
咲いても咲かなくても花は花
四人で食卓を囲みながらの会話です。
別府さんの言葉の後だけ、一瞬静まるドーナッツホールでした。
人を好きになるって勝手にこぼれるものでしょ?
真紀の過去が明らかになり、任意同行のため別荘までやってきた警察。
明日出頭すると決めた真紀が自分のことを打ち明けようとした時の会話です。
僕はね、もう、押しません
おもちゃで遊ぶ真紀とすずめのそばで、別府と話していた時の家森の言葉です。
真紀が警察へ行く前日の夜、4人で過ごす、最後の夜になるかもしれない夜のことでした。
第10話(最終話)
夢が終わるタイミング
久しぶりに集結したカルテットドーナッツホール。
別荘にて一年ぶりに演奏を始めようとした時の会話の中での、家森の言葉です。
夢見て損することはなかったなって
四人で話し、夢を趣味にするタイミングを前に、別府が言った言葉です。
なぜ続けるんですか?なぜ辞めないんですか?
カルテットのメンバー宛てに届いた手紙の文章です。
最後のコンサートに向けて準備する四人の映像とともに、すずめのモノローグで読み上げられました。
人生、ちょろかった!
カルテット最後の演奏会会場にやってきた有朱。
ゴージャスなドレスに身を包み、外国人の恋人を連れて高級車から降りてきた際に遭遇した谷村夫妻に、笑いながら言い放った言葉です。
センキュー、パセリ。
コンサートを終えた後、次の演奏会の話をしながらからげを囲む食卓。
パセリをよける別府とすずめを見て家森がまたごちゃごちゃと言い出した時の会話です。
最後、すずめと別府はからあげに大量のレモンを絞り、家森が怒り、四人で笑い合いました。
カルテット宛てに届いた手紙。
煙のような分際の四人。
社会からこぼれてしまった四人。
キリギリスの四人。
四人の存在、手放しきれない夢の存在が、パセリなのかもしれません。
センキュー、パセリ。
パセリを見る度に、からあげを食べる度に、この四人は今頃どうしているのかなと、想いを馳せてしまいます。
以上、ドラマ「カルテット」の名台詞集でした。