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【ホットスポット】第3話 :高橋さんが愛おしい

ホットスポット第3話。
ますます会話劇が最高で笑いっぱなしでした。
なんだかもう、愛おしいんだよなあ、宇宙人の高橋さん。
ゆるっと第3話の感想を。

※ネタバレ要素がありますので、気になる方はご注意お願いいたします!



公式サイト


名台詞集

▼思わず笑ってしまった台詞などなど、記録していきます。


選挙カー

まず冒頭で街中を走っていた選挙カー。
きました!きましたね!梅本雅子さん!!

第1話の感想でも書いたのですが、高橋さんが清美たちに能力を披露するためにファミレスの中で少し離れた場所から会話を聞き取ろうとした時に聞こえてきて気になっていたのが「梅本さん」というワード。
第3話の冒頭でしっかりと名前が見える状態で選挙カーが映り、繋がりました。

この選挙に、宇宙人や温泉の泉質が絡んだ壮大な陰謀が潜んでいたりして…なんて思ったりもしましたが、ここ3話までの高橋さんの様子を見ていると、もう本当に地球人よりも地球人らしい人柄で(笑)
結局大それた事件など起こらずに、最後までシュールな日常が描き続けられるのかもしれない、それならそれでよい、と最近は思っています(笑)

▼第1話感想記事「ファミレスに散りばめられた謎」より

まず気になったのが、高橋さんの斜め後ろのテーブルにいた二人組。
このうちのお一人が、俳優の田村健太郎さんに見えたのですが、違いますかね??似てるだけ?違っていたらごめんなさい!!

清美たちの会話を遠くから聞いて当てるために高橋さんが席を離れて聴力を増幅させた時、ファミレス店内のお客さんたちの会話がいくつか微かに聞こえてきましたが、その中に「梅本さんの指示でやってるってこと?」みたいな男性の声が聞こえて。
「ウメモト」か「ネモト」か聞き取れなかったのですが、第一話の最初の方で清美が朝の支度をする部屋に流れた富士浅田市長選のニュースで、前副市長の梅本雅子さんという方が出馬されているという内容があって。
このファミレスで聞こえた気がした「梅本さん」が、この前副市長のことであれば、何やら市政が宇宙人に絡んでいたりするのですかね?壮大かも。
見間違いだったら本当に申し訳ないのですが、田村健太郎さんがもしも今後登場されるならますます楽しみです。

「ホットスポット」第1話感想記事 より


ちなみに上記の第1話感想記事にて触れた田村健太郎さんも、やっぱりそうでしたね!!
今回の第3話の最後にて、久しぶりに再会した清美たちの幼馴染のあやにゃんこと岡田綾乃の夫であることが明かされました。
娘が描いた高橋さんのイラストを何やら意味ありげに見つめていましたので、これからこの夫婦がどのように物語に関わっていくのか、非常に楽しみです。


無駄な会話とマッチポンプ

清美、由美、えりがフロントにて繰り広げた、エレベーターが閉まらないようにドアを手で押さえるの無駄説。
ここの会話が面白すぎて、台詞集にすべて書き起こしました(笑)

▼「ホットスポット」台詞集


こういうマジでどうでもいいし別に現状を変えようとかという思いもない本当にどうでもいいことをこういうテンションで淡々と喋るっていうのが、あるあるすぎて(笑)
台詞と口調のシュールさにずっと笑っていました。

このシーンで夏帆さん演じる由美が言った「マッチポンプ」という言葉。
「マッチポンプ」とは、「自分で問題を起こして解決することにより報酬や評価を得る行為」のことを言うそうです。
「自作自演」とニュアンスが似ていますが、主な違いは行為の目的にあり、「自作自演」が自身の評価や評判を上げるために行われるのに対し、「マッチポンプ」は主に商品やサービスの価値を人為的に向上させることを目的とする。
この言葉、結構さらっと発せられて特に説明台詞はありませんでしたが、もしかしたら今後の展開に繋がっていくキーワードになるかもしれないなと思いました。

現時点で私たちが宇宙人だと認識している宇宙人は高橋さんのみで、彼は本当に人が良いので、自身の能力を悪意を持って使うことをしませんが、例えばこの"マッチポンプ"的に自分の能力を利用をすれば、地球上でいくらでも収益を上げたり、間接的に人を操って支配していくことも出来ますもんね。
清美たちのように宇宙人の正体を知った地球人が、宇宙人の能力を利用してビジネスを展開するようなことだって、当たり前にあるかもしれません。
「マッチポンプ」。
今後の物語に絡むのかどうか、注目していきたいと思います。


保護フィルム

ファミレスにて、「行けたら行く」のやりとりの末、結局来た高橋さん(爆笑)
絶対来るでしょ、来るに決まってる、来たー!の、お決まりの展開にベタに笑いました。
もう清美たち+高橋さんの4人の絵には完全に見慣れてきましたね(笑)

高橋さんがこれまで、友達にも自分の正体を明かさずに生きてきたという話になった時、どこかしんみりと思いを馳せながら話す高橋さんに対して、オーダーした食べ物をお互い交換して楽しむ清美と葉月、黙々と食べ続ける美波。
別に聞いていないわけではないけれど、たいして興味もない、そんな三人の姿が相変わらずで笑いました。
そして唐突に美波が携帯電話の機種変更をした話に切り替える三人。
あまりの切り替えに「聞いといて興味なくすのやめてもらえる?」と高橋さん。
こういうところの角田さんのちょっとした表情や言い方が面白すぎて大好きです。
美波の携帯の画面がいつもバキバキな理由も気になるところです。

なんやかんやありながらも、少しずつ清美たちとの距離が縮まっている高橋さん。
彼がここで話していたように、これまで友達はいても自分の正体を明かすことはなく生きてきた高橋さんにとって、清美たち三人の存在が、もしかしたらどこかで彼を救ったり癒したりしていく存在になるかもしれません。
高橋さんがちょっとずつ能力を使いながら三人をサポートしてくれているように、いつか高橋さんがピンチの時に、この三人が力を貸してあげられたらいいな。

そして、スマホの画面保護フィルムを能力を使って貼ってくれと高橋さんに頼む美波、言い合いになる二人。
ここも最高でした(笑)
平岩紙さんが第1話からずっと、高橋さんのことをどこかちょっと小馬鹿にしているというか(笑)、疑っているわけでもないけれど信じているわけでもないというか、そういう絶妙な表情でお芝居をされているのがツボです。

清美や葉月もそうですが、気の許せる女同士が集まった時って、キャッキャもせずに割と静かな低いトーンで淡々と話すことが実際多くて。
この三人が集まった時の会話はそういうナチュラルさがありますが、抑揚なく淡々と喋るのにくすくす笑ってしまうのは、役者さんたちの絶妙な言い回しや間合いの取り方、表情など、やっぱりお芝居の力ですよね。
あまりコントコントしすぎてもわざとらしいし、この絶妙な軽快さとシュールさが面白い。
単純に面白くて笑いながらゆる~く鑑賞しているけれど、役者さんたちのお芝居あってこそ、私たちは"この地球のとある町に宇宙人が暮らしている"というやばい設定をもう自然に受け入れてしまっているし(笑)、役者さんたちのお芝居のおかげで、物語に入り込めて楽しむことが出来る作品だと思います。


あやにゃん登場

今回から新たに登場した、清美たちの幼馴染のあやにゃんこと岡田綾乃。
木南晴夏さん!
ブラッシュアップライフのみーぽんが来た!と思わず嬉しくなりました(笑)

喫茶店で偶然居合わせ、清美たちと同席してランチを共にすることになった綾乃。
黙々と美波の保護フィルムを貼る作業をする高橋さんについて特に説明をすることもなく、高橋さんを置いてけぼりにしてどんどんと進んで行く会話。
このシーンも笑えましたね(笑)
フィルムを貼り終えて会話に入るタイミングを伺いながら、先にいたのは高橋さんなのになんだか申し訳なさそうな気まずそうな空気を漂わせる角田さんが愛おしくて(笑)

ようやく清美の職場の先輩だと紹介される高橋さん。
まさかのあやにゃんにもフィルム貼りを頼まれ、不満げながらも応じる高橋さん。
もはやこのフィルム貼りは宇宙人の能力なのか、ただの高橋さんの手先の器用さなのか、わかりません(笑)

あやにゃんがトイレに立った隙に、紹介するの遅くない?俺の経歴おかしなことになってない?知らないおっさんが普通にいて不自然じゃない?と、止まらない不満を吐き出す高橋さん。
しかし何を言ってもなんとなく言いくるめられてしまい「まあそっか」で終わってしまう高橋さんが愛おしくて(笑)

ところでこの保護フィルム貼り、美波もあやにゃんも、スマホショップでは手数料がもったいなくて依頼しなかったものの、目の前の高橋さんがやってくれるならと気軽に頼みました。
こういうことって結構日常の中であるというか。
支払ったお金の対価として得ることの出来るサービスの場合、人はそれだけの価値があるかを考えて、あると思えば支払うし、美波やあやにゃんのように節約したりもする。
けれど、人の親切心とかって、意外と無神経に何も考えず搾取してしまうことがあって。
別にみんなが何か対価を得たくて人に手を差し伸べるわけではないし、何かあればお互い様、困った時には誰かの手を借りたり手を貸したりしながらやっていくのが人間だけれど、その手が身近にありすぎたり、当たり前になりすぎたりしてしまっているものが、あるかもしれません。
対価は必ずしもお金ではなく、感謝の気持ちとか言葉とか、色々な種類があって。
例えば家族がこなしてくれる家事や仕事もそう。
ちょっとした優しさやサポート、労力や奉仕に対して、ちゃんと感謝していきたいものですね。

なんか、高橋さんみたいな宇宙人が、本当は私たち地球人の陰でこっそりと色々なトラブルを解決したり防いだり、私たちが生きやすい世の中をひっそりと守ってくれていたりするのだとして、それなのに彼らにはスポットライトは当たらなくて、私たちはそれを知らずに生きているのかもしれない、なんて思うと、もうちょっと周りに感謝したりとか、優しくなろうとか、そんな気持ちになります。
このドラマを観続けると、地球にやさしくなれるかもしれません(笑)

爆速ランナー高橋さん

喫茶店にて解散しようとした時、タイヤがはまってしまった綾乃の車を怪力で持ち上げたり、SOSランプが点灯していたタクシーを爆速で追いかけたりと、ちょいちょい宇宙人の兆しを見せてしまい、綾乃に怪しまれる高橋さん。
予告で爆笑した爆速で駆け抜ける高橋さんは、このシーンだったのですね(笑)
戦隊モノのようなBGMの中で駆け抜ける高橋さんのあまりの爆速さに爆笑しつつ、走った分だけしっかりと息切れして疲れてしまう高橋さんの人間らしさに笑いました。
無限に走れるわけではなく、速度だけ上がるという能力の微妙さがバカリズムさんらしさ炸裂ですよね。

果たしてこのタクシーのSOSランプが本当に操作ミスによるものだったのか。
後部座席には金髪の男性?と女性?が座っていたように見えましたが、今後また何かに絡んできたら面白いですね。

皆のもとに戻って来て、実は大変でさ~と嘘の報告をする高橋さん。
そんな高橋さんを見る平岩紙さんの目が「こいつ何言ってんだ」みたいな顔で笑いました。


ミッションインポッシブル

爆速ダッシュが響いてしまい、身体がバキバキの高橋さん(笑)
すぐにでも温泉に浸かりたい状況ですが、ホテルのシフトが入っていないことに気付き絶望する高橋さん。
清美が気を利かせて他のスタッフにバレないように高橋さんをこっそり温泉に入れるミッションを遂行することになるわけですが、この一連のくだり、声を上げて笑いました。
今回最後の15分くらい、ひたすらお風呂にいる高橋さんが身をひそめるだけのくだりでしたからね(爆笑)

やっぱりここでも、例えば透明人間になるとか瞬間移動とかといった超能力は持っていないので、びゅんっと上に飛ぶという能力だけを使って天井の梁に身を潜めた高橋さんがシュールすぎて(笑)
もうその姿はまるでミッションインポッシブル。
コント師・角田さんにしか醸し出すことの出来ない、素晴らしい見せ場にたくさん笑わせてもらいました(笑)

服を全て浴槽に落としてしまった時の悲しみの表情。
びしょ濡れの服を見つめながらなんとも言えない表情でとりあえずお湯に浸かる表情。
当然、瞬時に服を乾かす能力もありませんから、ビショ濡れの服を纏って寒空の中を自転車で帰宅しようとする高橋さん。
寒すぎてガクブル状態の中、支配人に見つかってしまい焦りながらも寒さに耐えきれず、縋るようにお風呂に入らせてもらう高橋さんの姿が面白すぎて(笑)
このレポを書くためにもう一度見直しましたが、初見と同じように笑いました。
フロント前でもうただ震えて真っ白に曇ったメガネで頷くだけの高橋さんも、それをなんとも言えない表情で見つめる清美もおかしくて(笑)

紆余曲折を経て、高橋さんがゆっくりとお湯に浸かることが出来て良かった。
そんな風にほっとしていたのもつかの間、ラストのあやにゃんの自宅シーンにて、夫が田村さんだったー!!!!!!!!と、ここで繋がるのかーーー!!!!と衝撃を受けた第3話でした。

いやー、面白かった。今回も笑いました。
次回も楽しみです!



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