我が子のありのままを受け入れること
今朝カフェに行き席につくと、共通テストを受験するだろう受験生と隣になりました。そんな時期かと思うとともに、自分の大学受験を思い出しました。
私の大学受験については一度noteで書いたことがあります。
振り返ると、子育てよりも休職よりも大学受験(浪人含む)は今のところ人生で1番辛い経験です。
人生で初めてレールから外れて社会的な所属がないことが特に辛かったのですが、それと並んで受験に失敗したことを母に受け入れてもらえなかったことも辛さに拍車をかけていました。
高校3年生、1校も合格することができず、母は泣いて私に「何でそんな結果なの」と怒っていました。
今となれば、受験料や塾代など今までかけたお金も何にもならなかったし、これから浪人するとさらにお金もかかるし、浪人して本当にどうにかなるのかも不安だっただろうし、母が怒ってしまう気持ちもわかります。
でも当時は辛い自分の気持ちを受け入れてもらえなかったことが耐え難いものでした。そして、親の期待に応え続けることができないとダメなのかとも感じ絶望しました。
(ちなみにその後は母と和解して関係良好ですし、これがきっかけでそのままの私を受け入れてもらえるようになりました。)
この経験もあって、高校卒業後の人付き合いは相手を受け入れることを特に意識していました。例えば夫が仕事を辞めたいと言っても「いいんじゃない?どうにかなるよ。」と応える覚悟があります(この応えがいいのかは別として)。
それは息子に対しても同じつもりです。でも「まだ歩かない」「発語がない」と心配してしまい、ありのままを受け入れられていないと反省です。自分に1番近い存在だからこそ期待してしまう反面、1番近いからこそ受け入れられないと息子を傷つけてしまいかねないと思います。
そして、母もこんな気持ちだったのかなと親になって思うようになりました。
中高大学受験はこれから本番を迎えると思います。息子はまだ1歳で当然ですが私は親としての受験経験はありませんので、親の立場になるとどんなことを思うかは想像しかできません。
でもどうか結果に関わらず、頑張ってきたお子様の気持ちを一度受け入れてあげてほしいなと願って止みません。それだけで救われるお子様も多いと思います。
私自身も我が子のありのままを受け入れることをもっと意識したいと改めて思いました。
全ての受験生が力を発揮して悔いの残らない受験ができますように。