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0126 | マタ旅の是非①


妊娠6ヶ月に入り、悪阻もだいぶ落ち着いてきた(ような気がする。寝不足だったり活動しすぎるとフラッと立ちくらみをしてしまうので、変わらず無理はしないことを心がけている)

長男がママとパパを独り占めできる時間もあと少しとなったので、ここ最近は思い切り甘やかすというか最大限の愛情を伝えることを1番に考えるようになった。

そんな最後の3人の時間に、楽しい思い出を作りたいと考えて、住んでいる県内にある温泉地への旅行を決めた。車で2時間弱の場所にある有名観光地だ。

過去に何度か行ってるものの、親として行くとまた違った目線で楽しめて新鮮だった。バスに乗って山道を走ったり、ロープウェイに乗ったり。普段の日常では体験できないことをたっぷり経験させてあげたかった。

息子もいつもと違う環境でパパとママと普段よりべったりできる時間が多かったからか、とても楽しそうに歩いたり、パパとママの顔を見上げながら笑う姿が印象的だった。

これからお腹がどんどん大きくなってくると抱っこもなかなかできなくなるだろうから、極力元気な時は抱っこをしてあげたいと思い、私もいつもより頑張って積極的に息子を抱っこして歩く。

そんな中の出来事だった。

抱っこして歩いてる最中に「尿もれかな?」と思う量で少しずつ液体が身体から出るのを感じた。最初はじわ…というような感覚が少しずつ勢いを増しバシャッという感覚に変わる。長男を産んでから尿漏れは何度か経験してるが、バシャッという感覚や足まで伝うなんてことは今まで一度もなかった。


…「破水」?

一気に気が遠くなり、地面に座り込む。
ロープウェイを使ってくるような場所で、近くには病院もない。どうしよう?


どうしよう。
なんてことをしてしまったんだ。


その2つしか考えられなくて、急いで近くにある産婦人科探す。車で50分。とりあえず電話をかける。いくつか病院をあたってみたが、「すみませんもう診療終わる時間なのでー」「すみません初診の方はー」と断られる。

…当たり前だ。破水かどうかを診てもらうだけではなくて、万が一破水だったらその後の分娩にも関わるし、どの病院も慎重になる。

結局車で2時間かけて家の方に戻り、かかりつけの病院で診てもらうことに。

楽しかった行きの道のりがとてつもなく長く感じ、病院へと向かう車の中では(なんてことをしてしまったんだろう。なんでお腹の子を第一に考えてやれなかったんだろう。すぐ診察できる場所にいないんだろう。破水だったらどんなに長い時間苦しめてしまうのか。最悪の事態になったらどうしよう。)と、繰り返し自責の念に駆られた。


たくさん遊ぶはずだったのに、いつのまにか車の中で大人しくさせられて泣く長男への対応もおざなりになりながら、ずっとお腹の中の赤ちゃんへ謝り続けた。



この子に何かあったらどうしよう。

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