見出し画像

【栄養学】何のために断食を行いますか?


私たちはこれまで食事の栄養面から、健康や美、アンチエイジングを追及してきました。
今回は食事習慣のパターンを変えることによる体への影響について考えていきたいと思います。
何を食べるかではなくて、どのように食べるかというアプローチは究極の健康法なのでしょうか?

近年、健康上のトラブルの改善や減量を目的とした断続的断食や隔日断食と呼ばれる時間やカロリーを制限した断食がトレンドであるようです。
人類も動物も歴史上のほとんどにおいて、断食を経験してきました。それは意図的ではなく、食料の供給不足により食事を摂れないことが多くあったからです。
宗教的な伝統から意図的に行われる断食もありますが、ここ数年話題になっている断続的断食(隔日断食を含む)は、支持者が言うように減量や健康に役立つのでしょうか?

断食と聞くとハードルが高いように思いますが、実は私たちはすでに日ごろから断食を行っているのです。
朝食のことを英語で「breakfast」といいますが、これはfast(断食)をbreak(絶つ・破る)という意味で、夜間の断食の状態を終わりにするための食事という語源があるそうです。
このように私たちは日常的に断食を行っているのですが、その断食の時間を調整するのが断続的断食です。
これなら気軽に挑戦できそうですが、具体的にどのようなものなのか、安全であるのかなど見ていきましょう。
はたして心身のさらなる向上に役立つのでしょうか?

概要:
➢ 断続的断食とは何ですか?
➢ 断続的断食のメリットとそのメカニズム
➢ 断続的断食のデメリット
➢ 断続的断食を成功させるコツ
➢ 断続的断食では何を食べればいいの?
➢ まとめ

ここから先は

3,525字 / 1画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?